あと1年もしないで、私はこの「かがみよかがみ」から卒業する年齢になる。
そんなアラサーもいいところな私だが、未だに「人生を変えるような出会い」をずっと待っていたりする。

それは、「私この人と一生を添い遂げたい!」というような恋愛的なことでもいいし、「私はこの仕事で食って行きたい!」「この地を私の終の住処とする!」というような、仕事や生きていく場所でもいい。

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ところで、私の投稿を古くからご覧いただいている方なら、1年ほど前にこんな投稿を読んだことがあるかもしれない。

予想もしていなかった新たな夢。「彼ら」を育てた島へ移住したい

「私は移住するんだ!」と、高らかに宣言してから、早いもので1年が経った。 

結論から言うと、1年経った現時点でも移住は達成できていない。
それどころか、移住の夢を半分諦めているところまで来てしまった。

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因島を訪れた数ヶ月後、昔からの友人と食事に行く機会があった。

その頃はまだ移住への気持ちがアツアツだった頃だったので、友人にその夢を熱く語ったところ、「つなには無理だと思う」と言われてしまった。

言われた当初は「何くそ!!」と思ったのだが、時が経つにつれてあながち友人の言うことも分からなくもないと思う節が出てきた。

2泊3日の島内での過ごし方然り、普段の生活での過ごし方然り、積極的に外に向かおうとしない傾向が自分にあると、ようやく最近気づいた。

当たり前だが、移住をするということは、そこの先住者たちと新たな関係性を築くということ。
まして、縁もゆかりも無いほぼ無いところに行くとなると、ゼロから関係性を築かざるを得ない。
そんな状況に、「ひとり大好き!おうち大好き!」というタイプの私が飛び込むとなると、溶け込むまでに相当な苦労を強いられることになるかもしれない。

きっと友人は、その事を私より前に気づいており、だからこそ「無理だと思う」という厳しい意見をくれたのだろう。
そんなことを言ってくれた、友人には感謝をしなければならない。

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前述の通り、私はここ数ヶ月ぐらい「人生を変えるような出会い」を待っている。
ポルノに出会えたこと、因島を訪れたことが、きっと「人生を変えるような出会い」だったのかもしれない。
だが、自分の内向的な性格のおかげで、保守的な性格のせいで、変えることが叶わなかった。

それを上回るほどの衝撃を与えてくれる、それこそ人生を180°変えてくれる出会いを待っている。

ただ、待っているだけでは出会えないのだろうということにも、ようやく最近気づけた。
自分から行動しないことには、新しい出会いにも繋がらない。

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30代に突入するまであと半年ちょっと。
自分が保守的で内向的だということ、もっと積極的に動かないと変われないということに気づくには、ちょっと遅かったかもしれない。

でもこの半年ちょっとで、もしかしたら自分を変えるきっかけのしっぽみたいなのを掴めるかもしれない。

待ってるだけじゃなくて自分でも掴みに行く。そんな20代ラストスパートを駆け抜けて、少しでもいい30代を迎えられたら。