今年やってみたかったことは新しいことにチャレンジすることだった。具体的に何ができたかといえば、種からスイカを育てたこと、子供達の日々の様子を動画編集したこと、エッセイを書き始めたことだ。

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つ目のスイカを種から育てたことは、去年食べたスイカの種をとっておいて乾燥させておいたのを使用した。上手くいかずに色々調べて、たどり着いた方法は、種にホッカイロをくっつけて発芽させ、育てる方法だった。東北の地だと春先は寒く、自力では発芽しても育つことができないスイカのお世話をした。芽が出てからはダメになったものもあったが、最終的にはプランター4つ分育てることができた。長男の幼稚園に半分ほどプレゼントし、園児達が食べてくれて甘くて美味しかったよ、ありがとうございましたと言ってくれた。大玉スイカだったが、小玉スイカくらいの大きさになってしまった。しかし、甘くて美味しい出来上がりで、うちの子供達も満足してくれた。

次に子供達の日々の様子を動画に撮って編集したことだが、めは単純に子供達がYouTuberごっこが好きだから付き合ってあげようという気持ちがあった。しかし、動画を編集して子どもに見せると、アルバムを見るのと同じように追体験し、あの時こうだった、これが良かったなど話すようになった。ダウン症の長男は言葉の発達が遅いが、動画編集のおかげか言葉が少し上手くなったような気がするし、わたしたち両親も文字起こしのため何度も何度も聞いているからかたくさん聞き取れるようになった。そのため、コミュニケーションが上手く取れるようになってきた。下の子は色んなことに自信がついてきたようで、なんとトイレをほぼ自分1人でできるようになった。自分の趣味で始めたYouTuberごっこ遊びだったのだが、なんだか家族にとっても良い事づくめである。そのうち本当にYouTubeにあげても良いのかなと考えているほどである。

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最後にエッセイを書き始めるというものだが、何故始めたかというと夫から一回でも褒められた事は、その人の得意な事なんだよ。だから自信を持ってやってみたらと言われたからだ。わたしは子供の頃、読書感想文で表彰されたことがあり、そういえばそんな事あったな…と思いやってみる事にしたのだ。しかし、エッセイは読書感想文とは違うと思うし、書いたこともないし、読んだこともなかった。エッセイについて調べてみると、書き手の思ったこと、感じたこと、考えたことを思いのまま書く。しかし日記ではないものとしかなく、構想を練りながら手探りでなんとか書いている。これであっているのか…と思いながらたくさん色んなエッセイを書いて送っていたところ、なんと『かがみよかがみ』から掲載のお知らせが…

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エッセイだけでなく、自分のことを認めてもらったようで嬉しくて泣いてしまった。というのも、今、色々あって自分は2年前から双極性障害という病気を患っている。療養期間中のため、仕事は週に1回、2時間の生活なのだ。病気の前は介護の仕事に誇りを持ってバリバリ働いていた。居残りも進んでするくらい人に求められるのが大好きだった。そのこともあり、働けない、たくさんのことを同時に処理しようとすると頭がパニクックになってしまう、何もできない生活は本当に心が苦しかったのだ。

結局のところ、今年やってみたかったことは、病気になって自信をなくした自分自身が、何かの形を残し誰かに認めてもらうこと誰かに必要とされることったのかもしれない。来年は、今年始めたことを続けて、もっと自信をつけて楽しく生活していけたら良いなと思っている。