もうこの先もずっと既読になることはないメッセージがある。
LINEひとつで簡単に人間関係が終わってしまう。
そんな儚さをもう何度体験したことだろう。

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それはマッチングアプリや街コンに通うようになってから。それまでは既読や未読に悩むことなどほとんどなかった。
時代なのか。あるいは私だけなんだろうか。

思い出しただけで胸が苦しい。今でもふっと返事が返ってくるんじゃないかなんて思ってしまう。

でも今も未読のままのメッセージ。昨今の恋活はあまりにも簡単に出会える。一方で、あまりにも簡単に出会いを無下にできてしまう。その最たる手段がブロック、未読スルー、既読スルーだ。

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未読が1番多い気がする。つまりブロックされている。1度デートしてないなと思ったら、NOということを面倒に思いブロックする。それで終わらせる。なんて馬鹿にした行為だろう。

また会おうねなんて言った人に限って、そういうことをする。なんて不誠実なんだろう。一人や二人じゃなかった。社会問題なんじゃないかとさえ感じたこともあった。LINEがなかったらこんなに苦しい思いしなかったのにとLINEを恨んだ日もある。

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1番心が痛い思い出はまだ間もない出来事。2回デートをして、あまりにも心地よい彼を好きになりかけていた。2回目のデートをするまでの2週間は毎日のようにやり取りをして電話をした。クリスマスに2回目のデートをして、また年明け会おうねと約束もした。彼もすごく前のめりに好印象を持ってくれているように感じた。デートからバイバイした後も連絡を何度もやりとりした。

でも、その年明けの約束が実現することはなかった。LINEのやりとりでどことなく違和感を感じ始める私。あーあ、この違和感はきっとダメかも。そう思ったらそうなってしまうのかも。文字でやりとりしてはダメと学習している。

だから、せめて電話を提案した。でも彼からの返事は 「電話苦手なんだよね」。

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嘘だ。私と毎日のように電話をしていたし、友達とさえすると言っていたマメな彼。もう返す言葉が見つからない。

やっぱりダメだった。どことなく察して、これで終わりになることが無理すぎて、今の思いを長文で綴った。

それを伝えられたらもう終わっても悲しいけど悔いはないと思えた。だけど、その長文から未読になった。

10日くらい経過した今も未読だ。辛い。胸が裂けそう。心から辛くて1週間くらいはずっと気になっていた。

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こんなことひどすぎないかな。確かに出会って2週間くらいでデートしたのはわずか2回。それでも私は心の底から誠実に向き合ったつもりだ。1回しかあっていないのなら慣れたものだけど、今回のは深さが違った。

もう無理かもしれない。そんな絶望で迎えた2024年。今はまだ日も浅いけれど、でも前を向いている。

どうして？なんで？と深掘りしてもそこに私の幸せなんてないんだ。

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あれはなんだったのかな？未完了のまま過去を流していく。LINEでお別れも言わず未読で終わらせる人は私にふさわしくなかったんだ。ささやかな失恋は、未読がサイン。なんて寂しいことなんだろう。いくらでも悲しい気持ちは溢れてくる。

でもそれが彼の正義なんだ。受け止めよう。

そして、今回の件で改めて私の正義や誠実さが明確になった。これこそがギフト。人を目の前にして無視できる人は少ないのに、未読で終わらせる人が気軽にいるのはおかしい。

私は人に向き合える人であり続けたい。