2024年は、就職への期待と不安の一年になるだろう。これまで、将来の夢や、将来の生活について真剣に考えたことがなかった。しかし、大学3年生ももうすぐ終わり、就職活動が本格化するこの時期になった今、将来の職業と自分のライフプラン、キャリアプランを考えなければならない。

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今までなりたい職業やあこがれる仕事がなかった分、業界を絞らず、さまざまな業界、業種について勉強することが出来ている。このように多くの業界や企業の現状や強みを学び、吸収することの出来る時間は就職活動をしている今だけである。

また、自分のこれまでの人生を振り返り、自分はどのような人間なのか、どのようなことに興味があり、問題意識があるのかを発見し、言語化することも、就職活動をしているこの時期にしかできないことである。自分のことを知ることで、仕事に求めることが何なのか、どのような働き方が合っているのか、少しずつ明確になってきている。自分のことを知り、業界や業種の勉強をしながら、企業とのミスマッチを防ぎ、納得のいく就職活動をしたいと思う。

就職活動をしていく中で、自分の伝えたいことを言語化し、適切に伝える難しさを痛感した。言いたい内容を正しい言葉づかいで伝えること、決まった文字数で簡潔に伝えることはどちらも簡単にできそうであるが、とても難しい。

自分ではわかりやすくできていると思っていても、相手に伝わっていないと意味がない。言語化する力や伝える力は、読書やトレーニングによってよりよく改善できると考えられる。2024年は読書の量を増やし、表現力を身に着けると同時に、相手へ伝わりやすい表現方法を身につけたい。

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これまでは「働く」というイメージが曖昧でネガティブな印象を持っていた。社会人は大変そうという先入観からきているものだろうと考えられる。しかし、今の生活を振り返ると、私の身近な社会人は仕事に対してポジティブであることに気が付いた。

私はスーパーマーケットでアルバイトをしているため、スーパーマーケットの社員の方と関わっている。バイト先の社員の方は商品の受注や管理を行うだけではなく、アルバイトをしやすい環境を整備してくださるため、良い雰囲気で働くことが出来ている。アルバイトが良い環境で働くことが出来ているのは、間違いなく一緒に働く社員の方のおかげである。

人間関係でストレスがないことが、働きやすい環境であると私は考える。就職活動を始め、働きやすい環境を整えてくれる社員への感謝とリスペクトが生まれた。さらに、「働く」ことに対してポジティブに考えることが出来た。

バイト先の社員の方のように、仕事が忙しくてもコミュニケーションを密に行い、明るく働ける社会人になりたいと思う。また、自分の仕事を行うだけではなく、一緒に働くメンバーへの配慮と気遣いを忘れないようにしたい。

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今はまだ、就職活動の最中で、2年後自分がどの業界でどのような職に就いているかわからない。将来に対する不安でいっぱいになる時もあるが、自分がどんな仕事に就くのか楽しみである。

2024年は、大学卒業後の自分の人生をより良いものにするために、自分が納得する形で就職活動を終えられることを期待する。