私の母は幼少期専業主婦だった。
そして周りの友達の母親も専業主婦が多かった。
小学校の時に学童に行ってる子の中には親が共働きの子もいたが、大抵は専業主婦もしくは昼間だけパートに出ているというパターンだった。
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かなり最近まで、私も結婚したら専業主婦になると思っていた。
しかし実際自分が働く立場になると、専業主婦だという人たちに会わなくなった。
地元を離れたからだけではなく、自分が会社で働いているからだと思うが、子供がいる人は保育園に朝預けてきて、時短で早めに帰って行く。
産休に入った先輩も、1年の育休の後仕事に復帰した。
共働きでないと子供を育てられない世の中になってしまったのだとはよく言われている。
一方私は自分が幼稚園に通っていたからかもしれないが、幼稚園のお迎えの時間には母親が迎えに来るのが普通で、たまに延長保育を使っている人がいるといった感覚だった。
私は延長保育の時につける特別なリボンをつけてみたかったため、母親に頼んで延長保育に参加したことがある。
参加してみて分かったのだが、同学年で利用している人はかなり少なかった。
いつも通り親が迎えに来る時のように園庭で遊んだ後、教室の中に入り先生とお絵かきをして遊んだ。
そしていつもより2時間ほど遅いタイミングで母親が迎えに来てくれた。
私はリボンをつけたいがために参加した。だが、中には毎日参加してる人もいるわけで、保育園とは違い、全員の親が共働きではない中で、働いている親を数時間待つ子供たちがいるんだなということを知った経験だった。
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高校に入ると母親がパートをしているという人は多かったが、正社員でバリバリ働いているキャリアウーマンの母親を持つ友達は少なかった。
部活の平日の大会にも、多くの母親が応援に来ていたし、自分の親とあまり変わらない感じなんだなと思っていた。
今後自分が結婚しても、結婚とともに専業主婦にはならないと思う。
金銭的にも共働きの方がいいということも知っている。
社会から分断されてしまうから働いた方がいいと言われたこともある。もしかしたら今後 子供を産んだり、親の介護で働けなくなってしまうかもしれない。
働けなくなる時が来るまで働きたいと思っている。
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中国人の友達は、親も周りも共働きだったらしく、「家にいても退屈だ。 私は絶対働き続ける」と言って、自分が専業主婦になる選択肢というものは最初から持ち合わせていないようだった。
その友達は自立心が強いと思っていたが、夫に頼らずに自分の力で食べていけるようにと小さな頃から育てられていたからなのかもしれない。
共働きがスタンダードになりつつある世の中で、専業主婦でいさせてくれるような夫を持つことは 一種のステータスのように感じている。しかし、専業主婦になることを強要され、働きたい意志が無視され、選択肢を奪われた結果だとフラストレーションが溜まる。
自分の意志で専業主婦になり、家族がそれを望んでいるのなら良いと思う。
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幼稚園の時の同級生の母親たちが、自分の意志で専業主婦になっていて、家庭を支えようと思って専業主婦になっていたら良いなと思った。