大学生活1番の幸せは、学問の楽しさを知れたことだった。
それは紛れもなく、良き環境に出会えたおかげだ。

特に良き指導者である教授との出会いは、至極幸運だった。

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つい先日、教授があと◯年で退職されると知った。このタイミングで学生でいられたことに尊いご縁を感じたものだった。

出会い、運、そして自分の意思決定に心から感謝。やりたいことがなかったから、勉強して良かったと心から思う。

「研究」は「生きること」と似ている。
自分で問いを立て、答えを見つけるところ。
高みに終わりがない、ステキな世界。一方で、終わりがあるからこそ、その瞬間が輝く。学校でも外の世界でも、私はずっと”人”の探求をしていたのだと思う。

大学で得たのは、「いかに自分が無知であるか」を知ることや、「昨日の自分よりも向上する」姿勢や習慣だった。また人生の師といえる方々に出会えたことが、財産になった。

大学生の卒論を書く過程は生きることそのもの。社会人になり幸せに生きるために必要だったのは「問いを立てる力」だった。良い問いをたてればおもしろい探求ができる。いわば毎日起こることは良い答えを出すための材料にすぎない。そう思えるようになると出来事そのものに意味はないことがわかる。自分で良い悪いの色をつけているだけなのだと教えてくれた。

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問いを立て、答えをつくる。

このプロセスは幸せに生きる術をプレゼントしてくれた。
学んだ事柄はもちろん、むしろ大学で得た「学び方」は生きる力という最大のギフトをくれた。

また共に学んだ仲間、恩師との出会いがかけがえのないものになっている。

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はるか昔、大好きな母がくれた教え。「大人になると友達を作りにくくなる。だからこそ、学生の時にできた繋がりを大切に」は、時を経た今ようやく理解できる気がする。
何者でもない状態でいろんな方と出会えたことがとても良かった。

0の状態の私と仲良くしてくださる方々と繋がりができたことが、私がここまで生きた証。

帰ることのできる濃厚な居場所が、たくさんあること。そのありがたさを知ることになった。大学生の頃蒔いた多くの種に感謝する、そんな社会人生活を送っている。

当時の私の志は「自分軸で意思決定できる人を増やす」。

変わりたいと願っても、人は簡単には変われない。一方で、たった一瞬の出会いが人生を変えることがある。かくいう私こそ。素晴らしい人格者といえる方々に出会え、人生が好転した。「日々是好日」生きる素晴らしさを知った。

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今度は私が、良いきっかけを与えられる人に。

社会人歴を積み重ねるごとにそれは目標から現実に変わった。
学びの先にあるのは自己実現、社会貢献なのだと思う。

学びと仕事は密接につながっている。