3ミリ。とても小さい。
1ミリでもなく、5ミリでもなく、3ミリ。
3ミリで何が変わるか。
(ちなみに、爪は1か月で3ミリ伸びるそうですよ)

◎          ◎ 

たとえば、朝起きてすぐ水を一口飲んでいたのを、コップ1杯にしてみる。
たとえば、顔を洗ったあと、鏡に向かってにこっとしてみる。
たとえば、朝に飲むコーヒーの粉を、最安のものから2番目に安いものにしてみる。
たとえば……

こうやって書き出してみると、ほんの少しだけ変えられることがたくさんあることに気付いた。
そんな中、最近わたしが3ミリ変えたことがある。
それは、「家を出る前に必ず口紅を塗ること」。

◎          ◎ 

今までは、口紅を鞄に入れて、いつでも塗れるようにしていた。わたしは唇が弱く、ここ数年はリップメイクを遠ざけており、やっても色付きのリップクリームを塗るくらい。それすらもコップに付いたりするのが気になって、結局口紅は持ち歩くだけで出番なし、薬用の透明リップクリームを塗る日々だった。

最近、プロの方に写真を撮っていただく機会があった。さすがに写真に残る日は……とわたしにしては色が濃い目の口紅を塗った。すると、なんだろう、自分が随分華やかになった気がしたのだ。
おしゃれは好きなので、普段から服装や髪型には気を配っているし、メイクもそれなりにしている。ただ口紅を塗っていなかっただけなのだが、それがかなりの重要ポイントだったことに気付かされた。
鞄に口紅を入れているあたり、薄々気づいてはいたが、色々とめんどくさいという気持ちが勝っていた。
これは、毎日口紅を付けた方がいい、と思った。

◎          ◎ 

でも人の習慣はなかなか変わらないわけで、鞄に口紅を入れて家を出たら最後、家に帰ってくるまでそれが使われるときはない。存在を忘れてしまうのだ。
せっかくの決意の口紅は、毎日使われることのないまま毎日鞄の中。

そこで実行したのが、口紅を手に取りやすい場所に置いておき、出発直前に塗る、という習慣だ。
結果、大成功。毎日唇が色づいた日々を送っている。
何をするにも、決意だけではなかなか続かないものだ。ダイエットも、節約も、勉強も。
そう考えると、毎日の生活に3ミリの変化を加えることは、非常にちょうどいいように感じる。
大きすぎる変化は続けるのが大変。かといって小さすぎる変化は成果が見えにくい。
ほんの少し、少しだけ頑張ってみる、というのがいい塩梅というものだ。

◎          ◎ 

女子は気を配ることが多い。多すぎる。
人は見た目が9割?話し方が9割?気遣いのできる女子はモテる?
結局わたしたちは何を頑張ればいいのでしょうね。

見た目を整えることは義務ではないが、見た目で色々なことが変わるのも事実。
見た目にとらわれた生活はしたくないが、全く気にしないのもぱっとしない。
髪の毛を染めたりパーマをあてたりは失敗したら取り返しがつかないし、服装のテイストをがらっと変えるのもなかなかの勇気が必要。

みなさまも、ほんの少し、3ミリだけ、きれいに向かってみるのはいかがですか。