今の私が1年前の私とちょっと変わったなと思えるのは、毎日髪の毛をセットするようになったからだ。
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最初にセットが必要になったのは、前髪を伸ばし始めたことに始まる。
私が前髪を伸ばすのは人生で2回目だ。前回は留学期間中にヘアサロンに行かなくていいように前髪を伸ばすスタイルにしておいたときだ。
前髪のカットだけにヘアサロンに行く勇気はなかったし、アジア人の髪はうまく扱ってもらえないということを聞いたことがあった。そのため、頻繁に前髪を切らなくてよいように 日本にいるうちから前髪を伸ばし始めた。
そして前髪が長いまま就職活動に突入し、就職活動が終わったタイミングで前髪を切った。
また前髪を伸ばし始めたきっかけは、前髪が長い髪型の方が大人っぽく見えることに気づき、頬骨のあたりで髪の毛にくびれを作るスタイルに憧れたからだ。
前髪を伸ばすことはあまり簡単ではなくて、最初は巻くことで対応できていたのだが、目の下を過ぎたあたりから、カーラーをつけて根元を立ち上げたり、ヘアピンを使って止めたりしていた。
大学生の時に前髪を伸ばした時よりも大変だった。
そして、ちょうどやりたいスタイルができる長さにまで前髪の長さが達した時、髪の毛を染めることにした。7年ぶりの挑戦だ。
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ちょうど友達の結婚式に向けて明るい髪にしたいなと思っていたこともあり、一度結婚式の3ヶ月前に染めた。しかし大学生になって初めて髪の毛は染めた時のように、思った色にはならず、想像の2段階くらい暗い色になった。
会社のチームの人たちには、いきなり髪の毛がの色が変わって驚かさないように、事前に染めることを宣言していたが、あまりに変わってなさすぎてヘアサロンに行ったことに気づかれなかった。
2回目に染めた時にはさすがに色が入り、髪の毛を染めたことに気づいてもらえるようになった。
髪の毛を染めるだけでなく、やりたかったくびれを作るヘアスタイルにも変えた。
その髪型はアイロンでセットすることが前提で、セットしなければぼさっとして見える。
これまでもヘアサロンに行ってすぐは、毛先を内に入れたり、オイルをつけてみたりと最初はしていたが、日が経つにつれ髪の毛が伸びてきて再現ができなくなるにつれ、セットをしなくなることが多くなった。
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ようやくやりたかった髪型ができるようになり、毎日髪型を再現するようになったことで髪の毛を巻いて ヘアスタイルを整えることが 日常になった。
ただ寝癖を整えてまっすぐにした時だけだと、まるですっぴんを晒しているような気分になった。
髪の毛が真っすぐになっていれば、セットは必要ないと思っていた過去の私からは想像できない変化だ。
前髪を伸ばし、自分のなりたい髪型を目指すことで、髪の毛を必ずセットするようになった。
毎日違ったヘアスタイルを楽しむこともできている。
なりたい自分という目標ができることで、新しい習慣を得ることができるということを知った経験になった。