私の大好きなアーティストの曲の中に、未来の自分が大丈夫だよと、そっと背中を押してくれるような曲がある。
今の私が「少し先を歩く未来の私」と仮定して、10年後に私と同じ年齢になる高校生の女の子にこの文章を送る。
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10年後の女の子たちへ
あなたには今「好きだな」とか「やってみたいな」と思うことはありますか?
そして、それを実行に移せていますか?
現段階で実際に実行できている人、素晴らしいです。かなりすごい。
あなたのその実行力は大人になってからもめちゃくちゃ必要になってくるので大切にしてください。
また、「やってみたいけど恥ずかしい」「お金がない」などで、できていないという人もいるかと思います。
私も実際そうでした。なんなら今もそうです。ちょっと恥ずかしいな、とか、もうちょっとお金たまってから、とか。
働きだすと、疲れている、時間がない、なども理由になってきます。
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そんなやってみたいことや好きなことがあるけど、まだできていない人に伝えたい。
今はできなかったとしても、「好きだ」「やってみたい」と思ったことを忘れないでほしい。やるぞ……!と闘志をめらめらと燃やすまではしなくていいので、頭の片隅に置いておいてほしい。それはこの先の人生を歩いていく中できっとあなたを助けてくれるから。
私は今、会社を辞めるという決断をして自分の人生の岐路に立っています。
次の仕事は決めていないし、この先どうなるんだろうという不安もある。
だけど、このまま仕事をしていると好きなものを楽しめないと思ったから会社を辞めました。
私が会社を辞めるぞ!と決断できたのは、好きなことがあったから。
辞意を伝えたら予定より2か月多めに働かされたし、思い切り仕事を詰め込まれたけど乗り越えられたのは、
「やりたいことリスト」を書いて、実際に予約を入れるなど行動に移したから。
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「やりたいことリスト」を書いて気づいたのは、高校生のときに漠然と「やってみたいな~」と思っていたことと大きくは変わりがないことでした。
アクセサリーを作ってみたい、乗馬をしてみたい、ダンスをしてみたい、体を鍛えてみたい、などなど。
高校生の時の私にとってはすごくハードルの高いことで、「いつか」やってみたいことでした。
でも、その「いつか」のタイミングって、自分で意識しないと一生来ません。
ダラダラやらずに人生を終える可能性だってある。人間はいつ死ぬかわかりませんから。
身体も内臓も元気で、手元に十分なお金があって、時間も余裕もある。
これを兼ね備えられる時間は多分、人生の中でそう多くはありません。
でもこの期間にできたこと・やったことは、できなくなった期間を生き抜く力になってくれると思うのです。
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だからどうか、自分の好きを自分の中で大切に置いておいてほしい。
少し先を歩く私の使命は、あなたたちが「なんか楽しそうな大人いるな」とか「こんな人がいるなら私もなんとかなるのかも」と希望を持てるような、そんな生き方をすることだと思っています。
頑張りながら楽しんで生きるからさ、大丈夫だよ。みんな幸せになろうね。
今の私より