昨年の6月ごろに友人の結婚式に参列しました。
その時私は、体重が徐々に増えている時期で、着ていたワンピースも少しきつく感じていました。
周りからなんだか体とか丸くなったねと言われ始めていたのもあって、自虐のように
「私、前より太ってしまってさ。顔も丸くなっちゃったんだよね」
と久しぶりに会った友人に言ってしまったんです。
その時、「確かに丸くなったね」とクスクスと笑うように返してきて、その友人の言葉も棘のように心に深く刺さり、自分自身が体型について自虐をしてしまったことにも落ち込んでしまいました。
その後ダイエットをしようと意気込んだものの、実行できずさらに自己嫌悪に陥ってしまいました。
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そして、2024年1月に自分の過去最高記録の体重を更新しました。
はいているズボンの太ももの部分がパツパツで、お腹も肉がつまめるくらいで、爪を切るときや足を洗う時もお腹のお肉が邪魔なくらいでした。
飲んでいた持病の薬の影響もあったし、ほとんど運動せずに家でごろごろすることも多く、食べる量も増えていました。
そんな時、彼に「太ってきたね」と言われました。
事実だとはわかってはいましたが、私は激怒しました。自分ではなく他の人に体形のことについて言うなんてどれだけ失礼なんだと怒りました。太っていることはまるで悪いとでもいうような言い方に、とても失望しました。確かに出会った当時より体重は増えたけれど、内面が変化したというわけでもないのです。
なぜ、見た目を追及されなければならないのでしょう?
私は「傷つくような言い方をされたことが嫌で、とても悲しい」と彼に伝えました。
彼は素直に「ごめんね」と謝ってくれました。
そこで許しはしました。
ですが、家族や知人にも会った瞬間にすぐ「前より丸くなったね」や「お肉がついてきたね」と言われ、何度も傷つけられました。
一部の方だけかもしれないですが、体型についてはっきりと「太ったね」や、「痩せたほうがいい」などというような言葉を言う方は、もう一度よく考えてみてください。
言われたほうは、どれだけ傷つくのか想像してみてほしいです。
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私は、自分に誓いました。自分が言われて傷つくようなこと、特に体型や見た目に関して言うことは絶対にやめようと。
もし10年後、私と同じように体型のこと言われ、悩んでいたりする若い子にあったなら、私はこのように助言をしようと思います。
「あなたの体を良く知っているのはあなただけ。誰かの言葉によって、傷つくこともあると思う。でも、あなたが、笑顔で暮らせているのならばそれでいい。
美味しいものを食べて、笑顔になってそれが生きる活力になるなら、きっとあなたの自信にもつながるよ。誰かの言葉をすべて受け入れる必要は全くない。
自分に満足しているなら、周りの声は聞こえないふりをしてもいいと思う。
あなた自身の心と体が一番大事なのだから」
世間や周りの声は、大きく聞こえてしまいがち。そして、それを私たちは純粋に受け止めて傷を抱えてしまうことも多いです。
10年後の女の子のためにも、体型に関することを本人に言うのはもうやめにしませんか。
もしかして、私のように持病で体重が増加してしまい、本人もどうしたらいいのかと悩んでいるかもしれない。そして、逆に、太りたいのに太れないという悩みを抱え込んでいる人もいるかもしれない。
少しずつでもいいので、立ち止まって相手の気持ちを考えてみることから始めていくのはどうでしょうか?
体型や見た目で判断される世の中は、とても息苦しく感じてしまいます。
その人自身の優しさや魅力が素敵だなと思えるような、10年後の女の子が生きやすいような世の中になることを信じています。