夢無し人間の私に訪れた将来と一番向き合う年。早めの準備を大切に
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突然だが、これから私の今年の総括を始めたいと思う。
私にとって、ラストティーンである2024年は、たくさん働いた1年と言える。大学2年生になり、昨年よりも時間割がスマートになった。それは、1年生の頃は2コマ空きが2日もあったため、学校にいる時間が長かったからだ。
まず、朝の時間にゆとりを持てるようになった。家族の中で1番早く家を出ていたが、今年は逆に最後に出る日が多くなった。そのため、家の手伝いに時間を費やした。当たり前のようにやってもらっていた洗濯物干しや食器洗いを自分がやることに。休みの日には私が干しているため、苦ではない。
しかし、マンションに住む私の家では、洗面所の渋滞が起きる。時間が被ってしまうことは仕方がないが、非常に困る。渋滞を避けるために起床時間を早くし、自分自身のリズムを作った。帰宅後は、バイトへ行くまでの数十分でできる限りの洗濯物を畳み、掃除機もかけたい。また、帰宅後は夜ご飯を食べ、台所を全て綺麗にしてから寝るのがルーティンのようになった。
家以外というと、週に3.4日アルバイトへ行く。大学合格してすぐに始めたスーパーのレジと、土曜の朝のみ入るドラッグストアの品出しをかけ持ちしていた。1年生の時、帰宅時間が遅く、思うような時間バイトができなかったために始めた品出しのバイトとメインのレジを続けたところ、春休みに稼ぎすぎたが故に時間数を抑えながら働かなればならなくなった。
その後、品出しのバイトを辞めてレジに専念することに決めた。人手不足のため、土日はバイトで遊ぶことはほとんどなかった。しかしこれは、自分にとって幸せな時間であった。普段から友達と遊ぶことは少ないため、入れるならいくらでも働きたいくらいバイトが好きだった。友達からは、レアキャラだと言われていた。
10月になって、最低賃金が上がり、自分の中で嫌な予感がよぎった。残り3ヵ月いくら働けるのか。はっきりとは言わないが、自分からしたらほんの少ししか働けないことになってしまったため、また、抑えながらのアルバイト生活となり、それ以降は休憩を必要としない時間しか入らない日々が当たり前になった。
働くことが好きな女子大生の私は、家でも時間があれば、いや、やることがあれば働き、アルバイトに入れるだけ入る。自分の中で「働く」という概念が何か、変わっていったような気がする。何か、「責任感」というものを感じるようになったのだろうか。明確な理由やきっかけはないが、ひとつ、大人になった19歳とまとめておこう。
ここから本題に入る。
11月に20歳になった私は、大人のスタートラインを1歩踏み出したと言っても良いだろう。2025年は何をしたいか。どのように成長したいか。
大学3年生になると、就活が始まる。あっという間に来てしまう。たくさんの企業のインターンに参加し、自分の将来と1番向き合う年になるだろう。
そこで、もっと外に出ることを意識しようと思う。私の休日は、自分からどこかへ出かけることはなく、母に誘われて買い物へ行くくらいだ。何に対しても欲がないため、行きたい場所が特にない。
ならば、インターンや説明会に参加する時間を増やすべきだ。欲無し人間の私は、夢が明確に決まっていない。自分で自分の将来について視野を広げていく年にしたい。
高校、大学受験を推薦でらくしてきた私は本当の試験の難しさを知らないはずだ。大きい壁に直面する前に、早めに準備をすることによって、壁が完成する前に低い壁を越えられれば自分の勝ちではないか。
部活やアルバイトで培った社交性を発揮すべき時が来ている。あとは、実践する自分がいれば問題は無い。
早め早めの備えは間違いなく大切だ。
そのため、2025年は、自分の成長のために積極的に外へ出て可能性を広める年にしたいと思う。
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