2025年、私は健康に過ごす。

これだけを見ると、そんなことかと思われるかもしれない。しかし20歳になった2024年、私はなぜか何度も体調を崩した。胃腸炎やインフルエンザなどの感染症にかかったり、ただの風邪なのに何日も高熱が続いたり……。

これが20代、大人の洗礼かと思いながらも、なぜこんなに体調を崩したのか原因に心当たりはない。早寝早起き、1日3食、適度な運動、感染対策はバッチリであったはずなのに、家族や友人より病に脅かされた1年になった。

私はこの経験から、体調管理の難しさ、健康であることの大切さを学ぶことができた。この機会に、去年体調不良のせいで日常生活で特に困った3つのことを振り返って、今年に活かしたいと思う。

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1つ目は、自分が思うように食事ができなかったことだ。私は食べることが大好きで、特に毎日母が作ってくれる夕食を楽しみにしているが、高熱や喉の痛みにより、食欲があるにもかかわらず食べられないことが多くあった。

私は食べたいものを食べられるありがたみを身に染みて感じた。

2つ目は、たくさんの人に迷惑をかけてしまったことだ。友人との約束を直前でキャンセルしたり、私がアルバイトを休むことで人手が足りなくなったりと、体調不良はもはや自分だけの問題ではないことを学んだ。

体調は突然悪くなるため、直前の連絡になればなるほど相手への迷惑は大きくなる。私は毎回断りのLINEを打つ手が重く感じ、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

今年はこんな思いをしたくないし、私を取り巻く多くの人たちに迷惑をかけないように、健康を維持したい。

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3つ目は、好きなアーティストのライブに行くことができなかったことだ。私には小学5年生の時から推しがいる。推しがいない人には理解しにくいと思うが、私は推しのために生きていると言っても過言ではない。推しのライブチケットやグッズを買うためにバイトをしたり、多くの時間を捧げたりしている。

「推しが生き甲斐」とはまさに私のことだ。推しがいなくなったら、私はどう生きていけば良いかわからないし、生きる気力も失うだろう。私にとって推しの存在とはこれだけ重要なものなのだ。

しかし私は体調を崩したせいで、念願のライブに行くことは叶わなかった。ライブ前日に突然喉が痛くなり、当日の朝、目が覚めると全身が熱くなっていることに気が付いた。体温計を何度も確認したが、数字が変わることはなかった。

この日のために毎日頑張っていた私にとって、これは重大な事件だった。今年はライブに行けるように、そして自分の心の健康のために、健康面に慎重に生活したい。

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ざっと振り返ったがこれ以外にも困ったことはいくつもあった。そんな私は、今年から就職活動が始まり、社会で働くということについて考え始める時期になる。大学までとは異なり、体調不良で休むことは容易ではないうえに、人に迷惑をかける規模が変わってくる。

社会人は体調管理が基本となるため、今のうちから体調管理をしっかりとできる大人になれるように、健康には人一倍気を配ろうと思う。

私は去年1年を通して、健康でなければ何もできないということに気が付いた。健康でなければ学校に行くことや友達と遊ぶこと、バイトをすることだってできない。習慣化されてつまらないと感じる些細なことでさえ、できなくなる。これが1番つらいことだと知った。

また、体調を崩すことで周りの人に多大な迷惑をかけることを痛感した。私は自分が思っている以上の人たちと関わり合って生きていることに気が付き、自分に関わる人たちをより大切にしようという気持ちが芽生えた。

これらのことを踏まえて、私は今年健康に気を付けたい。