先延ばしするたびに自己嫌悪。今年はそんな自分を変えて大人の女性に
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2025年の私の目標、それは先延ばし癖を治すことだ。
2024年を振り返ってみると私はいろんなことを先延ばしにしていた。年初に今年こそは!と意気込んでいたことも結局何も達成できなかった。先延ばしのつけが回ってきた頃に、「なぜあの時、時間があったのに終わらせなかったのだろう……」と悔やむ。
そしてそのたびに自己嫌悪に陥り、自分はなんて計画性のない怠惰な人間なのだろう、と自分を責め、自己肯定感がどん底になる。
2024年、わたしは20歳という人生の節目を迎えた。20歳の誕生日を迎えて大人の仲間入りをした気分になり、なんだかとても嬉しかった。
しかし、自分の外見はどんどん大人に近づいていくのに対して、内面はほとんど小学生のころから変わっていないことに気がついた。
私は小学生のころから計画性のないタイプだ。夏休みの宿題は、学校が始まる3日前から手をつけ始め、最終日には半泣き状態で、宿題と格闘していた。
その癖は中学、高校へ進学しても変わらず、テスト勉強もいつもギリギリにならないと始められなかった。そして案の定、早く取り掛からなかったことを激しく後悔する。次の定期テストこそは絶対に計画的にやる!そう心に誓っても結局できない。学校の成績は悪い方ではなかったが、その計画性のなさに親からも呆れられていた。
2025年はそんな情けない自分を改め、素敵な大人の女性になりたい。
2024年に先延ばしにして達成できなかった目標2つを、今年こそは成し遂げるべく、ここに宣言する。
目標のひとつ目はダイエットである。
大学入学前から痩せて、史上最高にきれいな自分で華のキャンパスライフを満喫したいと夢見ていた。
しかし、いざ大学に入ってみると周りの女の子は、髪の毛はツヤツヤで、メイクも上手で、スタイルもよくキラキラ輝いて見えた。それに引き換え自分は……と可愛い子を見ては自分と比較してしまい、卑屈な自分がちらりと顔を覗かせる。
とはいっても大学生活が楽しくないわけではない。むしろ楽しい。友達もたくさんできて、やりたい学びも、やりたかったことも順調にできている。それでもどこか満足がいかず、パズルのピースが一つだけ欠けているような、そんな満たされない気持ちが常にあった。
その理由を考えてみたら、自分に自信がないためではないかと気がついた。
洋服を選ぶ際も、この服可愛い!と思ってもまず初めに頭に浮かぶのは、足が太いのにこんなミニスカート履いて周りにイタイやつって思われないかな?とか、二の腕が太いのにこんなタイトなニットを着て見苦しいかな?とか、自分基準ではなくすべて他人基準で考えてしまう。
好きな服を着て、自分の好きな自分でいるために「誰か」のためではなく、私は自分のために痩せたい。そして、好きな自分で残りの大学生活も最高に楽しみたい。
目標の2つ目は資格を取得することである。
取得したい資格はいくつかあるが一番力を入れて頑張りたいのは、「TOEIC」だ。高校時代は英語が一番の得意科目だった。しかし大学に入ってからは英語に触れる機会が受験時代と比較して、だいぶ減った。そのため英語に対する苦手意識が芽生えてしまった。
最近の国内の観光地は、どこへ行っても日本語以外の言語が飛び交い、世界各国からの観光客であふれかえり、ここは海外なのかと錯覚してしまうほどだ。
この前、友人と高尾山へ行った際、山頂で海外から観光で来ていると思われる家族に写真を頼まれた。カメラを渡された私は「オーケー!スリー、ツー、ワン!」の四単語しか言葉を発せなかった。家に帰ってからあの時もっと、気の利く言葉が英語でスラスラ出てきたらかっこいいのになぁとか、いろいろと考えてしまった。
そんなこともあり、今年はTOEICで高得点を取ることを目標に英語の勉強に力を入れていきたい。
ここに目標を宣言したら、なんだか2025年がとても楽しみになってきた。
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