就活は怖くない、幸せになる為の過程だ。私を意識改革した2人に感謝
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新年がはじまった。新しい私に生まれ変わった。そんな事は無い。何も変わらないまま、年が明けた。
新年は、新たな気持ちになれる。去年もそうだった。心では今年はこんな年、自分になりたいと毎年考えているが、このように文字に起こすのははじめてである。
私は今年大学3年生になる。世間一般的に就職活動がスタートし、忙しくなる時期だろう。正直、とても怖いと思っていた。そんな私の意識を変えてくれた人が2人いた。
1人は、就活エージェントの若い女性だ。まだ年が明ける前の12月末、バイトの友達に誘っていただき、就活エージェントの方の元へガイダンスに向かった。
そこで就職活動とは、アイドルのオーディションみたいなものだと例え話を聞かせてくれた。入りたい事務所を自ら選び、夢を叶えるためにオーディションを受けに行く。入りたい企業を選び、自ら面接を受けに行く就職活動は、確かにアイドルオーディションと似ていると納得した。
私は就職活動とは、精神的・体力的にも辛く、しんどいものだと考えていたのでイメージがかなり変わった。たしかにアイドルを目指すアイドルの卵たちは、夢に向かって、希望に満ち溢れた顔でオーディションを受けているだろう。
私たちにとっても就職活動とは、夢や目標を叶える、または近付くためのものである。それを、まだはじめてもいないのに世間一般的なイメージで後ろ向きに捉えていたのは自分自身であったと気付いた。
もう1人は、年が明け、大学の最初の授業でゲストスピーカーとして来てくれた女性である。自分の通っている大学の卒業生で、若い頃は有名ブランドのプレスだった方だ。
講義に来てくださった彼女は60歳を超えていたが、全く見えなかった。とても品があり、生き生きとした表情をしていた。話し方やその内容もとても素敵で、私は将来、こんな女性になりたいなと思った。
彼女も私と同じ大学生時代、就職活動を目前にした際、自分が学んだこと、できることを活かして働きたいと考えたという。自分の今までの経験を今後も活かしたいという思考がとても素晴らしいと感じた。自分のことを大切にするというのはこういうことかなとさえ思った。
上述したが、私は就職活動がとても怖かった。2024年末は、3年生になるのが嫌で年が明けないで欲しいとさえ思っていた。そんな中、年末年始に素敵な方々と出会えた。2025年、私の宣言は努力をする年、そして、自分を大切にする年にする。私自身のことは私自身が一番よくわかってて、一番の味方である。だからこそ、素直な自分の気持ちや意志を大切にしていきたい。
具体的にいうと今年は何度も書いたが就職活動をする年なので、もちろん努力は怠らず、その中で自分を大切にすることも忘れないようにしたい。
私が幸せになるための人生。就職活動は辛いものではなく、私が幸せになるための過程だと、そういう意識で望んでいきたい。
しかし、自分を大切にするというのが、甘やかすということとイコールではないことも忘れない。自分の理想や目標に近付くために、どんな行動が必要なのかをしっかりと分析し、努力できる自分になりたい。
過去の自分の経験まで大切にすることの素敵さに気付いた今年の私なら、きっと未来の自分まで大切にすることもできるから。
もちろん、本当に何も変わっていない。早起きは苦手で休日はだらけてしまう、そんな自分のまま2025年は来てしまった。しかし、私は変わったんだ、変わるんだ。周りからは何も変わってないって思われているだろうし、見えているだろうけれど自分だけは変わったと信じている。
このように私の意識改革をしてくれたおふたりには本当に感謝している。去年と同じ、でも違う。そんな私で2025年も全力で生きていきたい。
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