ゼミ、就活。もうすぐ大学3年生になる今年、将来が不安で仕方がない

私は今年“大学3年生”になる。このことを周りの親戚やバイト先にいる自分より年上の人に伝えると口を揃えて「まだまだ大学生満喫できるね!」や「遊び放題だね!」など様々な事を言われる。しかし、私はその言葉を素直に受け止めることが出来ない。なぜなら今の私は自分の将来が不安で仕方ないからだ。
ここ最近“大学3年生”では就活を行うことが当たり前になっている。実際、私の友達の数名はもう既に2年生の内からインターンを行っていて、就活を意識している。両親からも「将来どんな職業に就くのか」「今後どうしていくのか」と聞かれるようになった。
結論から言うと私自身は特に何も考えていない。働くよりむしろ家事や料理をする方が好きなので出来るならば専業主婦になりたいと思っているぐらいだ。女性もガンガン働いて、キャリアを築いていこうと言うこのご時世に逆行しているとは感じている。とはいえ、20年間生きてきて一度も彼氏が出来た事がないので“結婚”は現実的ではない考えであることを自分でも十分理解している。
どんなに働きたくなくとも生きていくのにお金は必要なので、結局は就活から逃れられない。私は就活を始められるのか、社会人として働いていけるのか。この悩みが常に頭の片隅に存在している。
また、就活に加えて私にはもう一つ大きな悩みがある。それはゼミ選びだ。私が通っている専攻では卒業論文を書くためのゼミ選びが3年生の時に行われる。一度そのゼミに確定すると変更することが出来ないので、慎重にゼミを選択しなければならない。正直、事前説明会に顔を出した感じはどのゼミも悪くなかった。先輩方も教授も全員優しく、和気あいあいとしていてとても雰囲気が良かったが、卒論を書けるほどの熱量を持てるゼミには出会えなかった。卒論を書いて、その内容が教授に認めてもらえなければ、就職はおろか卒業することが不可能になる。このことを考えるだけでも最近は胃が痛くなる。他の人に比べると極度に心配性で小心者であると自負しているので多少将来について考えすぎている所もあるかもしれないが、これは私の性格であるため変えることはほぼ不可能だろう。こんな不安な気持ちが絶えないまま、遂に“大学3年生”になる2025年が始まってしまった。
そんな私は2025年の目標を2つ掲げた。それは「友達と沢山会う」と「推し活をする」と言った、至ってシンプルでもはや目標と言っていいのか分からない微妙な目標だ。1人でいるとどうしても悩みで頭がいっぱいになってしまい、心が沈んでしまう。自分の中にある不安・悩みはどうやっても無くならないことはもう既に分かっているので、そんな時は友達に会って思う存分、話を聞いて貰うことで少しでも気持ちを楽にさせよう!と思い、1つ目の目標に掲げた。
2つ目の「推し活」は私にとってのストレス解消方法なので、現場に行ける時は全ての悩みを忘れて全力で楽しむことにした。この2つの目標はこれから頑張る自分へのご褒美になってくれると信じている。2025年は嫌なこと、やりたくないことが沢山あって不安な1年になるだろう。それでも少しでも良い年にするために適度に息抜きをしながらこの苦境を乗り越えていきたい。
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