抱えてる不満とは距離を置き、自分の「好き」に真剣に向き合いたい

社会人になってから私の心の中にある違和感は沸々と湧き上がり、止まることを知らず、膨れていっている。
一言で言ってしまえば、私は社会不適合者だと感じている。他の言葉で表すとすれば、「繊細さん」 「HSP」、私のおさまる場所、社会活動における位置付けはそんなところだろうか。
職場において、別に言われたことはちゃんとするし、表向きの顔だけでみると、真面目でしっかり者と言われることも少なく無い。特別仕事ができるとか、特別なスキルはなくても、それなりに仕事はこなせる方だと思う。
問題は、気持ちの方で。周りに合わせよう合わせようと、これまで生きてきた。空気を読まなきゃと、自分の気持ちは二の次にしてきた。表向きを繕うのは昔から得意だ。でもその分、内側の心や感情は、裸のままで繊細といった感じ。
相手にとられた態度、言われた言葉、冗談、嫌味、全てそのまま心に入ってきてしまう。そのため、少しでも棘のある言葉は、全て先が尖って見えるし、簡単に私の心に傷を付けてしまう。
加えて、不条理で理不尽なことが多い社会で、疑問を持たずにはいられない。なぜそうなっ たのか、なぜそれが必要なのか。会社としては時に面倒臭い存在だろうな、分かってる。
だから、 これまでも、今でも、友人やパートナーや家族に、その不条理への怒りや不満を話して、会社では何事もなかったかのように過ごしている。
ただ、そういった状況もいつか限界は来るわけで。私はいつまで耐えられるのだろうか。前職では耐えられずに、ドロップアウトをしてしまった。今の会社でも、満足しているかと問われれば、決して満足はしていないと答えてしまう。
どんな会社にも、固有の理不尽さや生産性の低さがあって、不満も出てくるものだ。
不満ばかりの毎日に、何も出来ずにいる自分への不満もたまっていく。
私は社会人になってから、自分の生活に満足したことは1度も無い気がする。楽しい日々、充実した日々を送りたいのに。プライベートの1日1日は楽しくても、会社へ行くとまた逆戻り。
SNSで知人や友人の生活を見ては羨み、どうして私は、と落ち込む。比較することは良く無い。分かってる。
でも良くも悪くも、SNSでしかあまり人と繋がりを持たない現在、きっぱりと切り捨てることも難しい。有益な情報だって、全体の1割くらいはあるのだから。
そこで、2025の私の宣言。
まずは今、会社で感じている不満と、自分なりに距離を置いて向き合う。許容範囲とか自分がいっぱいいっぱいにならない距離感やスタンスを作っていけたらいい。本当は言いたいことが言えて、スパッと割り切れればいいのだけど。
もちろん転職なんかも視野に入れながら、あとは資格取得のための勉強をしたり、本を読んだり、平日の仕事終わりの時間を携帯ばかり見て過ごさないで、充実させること。
新しいことにも挑戦したい。美術センスはない私だけど、ものづくりの分野は好きだ。
自分の「好き」に真剣に向き合っていきたい。服でも、趣味でも、インテリアでも。 何となく好き、何となく欲しい、何となく捨てられない、で今まで揃えてきてしまった物を、本当の好きに変えていけるように。
痩せている方が美学とも思わないし、思いたくないけど、今の私のだらけた運動不足な体には、悲しいかな、魅力を感じられない。ダイエットとまではいかなくとも、少しでも自分を好きになれるように運動もしなきゃな。
そうして、少しずつ色々な場面で、自分の気持ちと正面から向き合って、大切にしていきたい。そうしたら自ずと自分の人生もそんなに悪くないと、誇りに思えると思うから。
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
恋愛やキャリアなど個人的な経験と、Metooやジェンダーなどの社会的関心が混ざり合ったエッセイやコラム、インタビューを配信しています。