就活を前に。自分に素直に、相手の反応にとらわれずに伝えるために

2025私の宣言は自分にも他人にも素直になることと、もっと自分に起きる出来事に対して一度立ち止まってよく考えることだ。
これらを私が宣言する理由は、2025の春に私は大学3年生になり、本格的に就活が始まるからだ。就活では自分のことをアピールするために自己分析をし、これまでにはあまり考えることのなかった自分の長所や短所などについて自分に素直になって分析して、企業が求めている人物像にとらわれすぎずに面接官である相手に素直になって、自分の言葉で伝えなくてはならないと考えている。
私はよく他人にどう思われるかとか相手に自分をよく見せたいという思いが強くなることがある。その結果、相手に合わせて自分の意見を心にとどめることになり、本当は違うことを思っていても相手に合わせたり、相手に合わせた行動をとったりしてストレスがたまり一方的に疲れてしまうことがよくある。
そういった経験をするたびにもっと自分の気持ちに素直になって、また相手にも素直になってこの気持ちを伝えられるような自分になれたらどんなに楽になるかと後悔する。
しかし就活の時は自分の本当にしたい仕事や、大切にしたい「本当にやりたい好きなことを仕事にする」という自分の就活における軸を偽ることなく持ち、いざ採用していただいて働き出してから自分の本当にやりたいこととは違うなと思いながら仕事をすることがないように、この思いに素直になり相手にしっかり伝えていきたいと思う。
次にもっと自分に起きる出来事に対して一度立ち止まってよく考えることが自分に必要なことだと思ったのは、今私が所属している運動部の活動を通してのことである。
私は少し練習してやればある程度できるタイプで、プレーに対して論理的に考えることは少なく大方をフィーリングですませるようなタイプであった。しかし私が攻撃の起点となりフォワードとディフェンスをつなぐポジションを担当するようになってから、この双方のポジションの人たちから「もっとこうしてほしい」といったアドバイスをもらうことが多くなり、プレーの一つ一つに対して論理的に考えなくてはならない場面が増えた。
ほかの仲間を見るとこういったアドバイスをもらった時に「さっきはこういう意図があってこういう動きをした」とか「私はこういうプレーを目指している」などしっかりその空間を話し合いの場に変えて、一番いい回答を見つけるまで話し合っている姿がある。
私はそのもらったアドバイスを鵜呑みにしてそのまま取り入れることが多いが、ある日先輩に「誰かにアドバイスされて、自分のやりたいプレーと違ったら反抗というか、もっと自分の意見貫こうとしてもいいよ」といわれたときに、私は一つ一つのプレーに対して意図を持ってやってなかったり、その後何が悪かったかとか考えずにその場しのぎのプレーばかりしたりしていたのだと腑に落ちた。
そこからは少しずつではあるが自分のしたいプレーや相手へのアドバイスを自分からすることに抵抗が薄れて、できるようになった。
これからの就活では対企業で自分のことをアピールし採用してもらわなくてはならない。
その企業が求める人材に、自分の頑張ってきたことを直接自分の口から伝えられる面接の場で、頑張ってきた過程で感じたリアルな感情や体験した当人だからこそ出せる言葉を伝えるには、その出来事ごとに立ち止まって自分のことを考える必要があると思う。
またそれを伝えてどう相手に思われるか、企業が求めている人物像の中にいなくてはいけないということばかりにとらわれないで、本当の自分の思いに素直になり、またそれを相手に伝えることを恐れず、相手に素直になることが大切だと考える。
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