書き留める1年。こころに気を配り、限界が来る前に気づけるように

わたしの性格を表す言葉を考えてみると、「考えすぎる」「落ち込みやすい」「心配性」といったところだろうか。歳をとるにつれ周りと比較して自信を無くしてしまうようになったからか、現在のこんな性格のわたしが出来上がった。友達からは「豆腐メンタル」と称されることもある。
特に転換期となったのは高校時代だと思っていて、第一志望の高校に入学できたはいいものの、一気に上がった周囲のレベルについていくことができず、自己嫌悪に苛まれていた。そしてその負の感情によって考え込んでしまう時間が長くなっていき、さらに勉強に身が入らなくなって、大学受験は失敗に終わった。この苦い経験が自信のなさに繋がってしまったのだと思っている。
しかし、大学に入学してからは、「その時に自分ができる小さなことから精いっぱい」ということを意識し、目の前の課題をひとつひとつ解決することを目標にして努力をできているのではないかと思う。
そんな私もこの春から大学4年生、2025年は就活にさらに力を入れていかなければならない。もうすでに毎日やるべきことはたくさんあるが、うまく計画通りにタスクをこなせる日もあれば、ただただ時間を浪費して終わる日もある。就活に取り掛かった時期は周りよりも少し遅かったくらいだと思うが、元々の知識の少なさや集中力のなさからか、労力のわりになかなか進んでいない気がしているのが現状だ。
絶対にこんな職業に就きたい!とか、こんなふうに仕事したい!というような強い意志もなければ、将来自分が就職した先で活躍できる自信もない。就活はメンタルがやられるものだというけれど、まだ面接にも進んでいないにもかかわらず、ちょっと上手くいかなかったらすぐにネガティブ感情に支配されてしまうのにどこかまだ本気を出しきれていない自分がいて、そんな自分に対しても落ち込んでしまう。
それでも、暗い気持ちでばかりいてはずっと前に進めないということは分かっている。そこで2025年は、豆腐メンタルな自分と向き合いながら成長できる1年に、という目標を掲げる。就活を乗り切ってその先のステージへ進んでいくためは、無理やりポジティブな気持ちでいればいいということではないと思っていて、ネガティブな感情と付き合いつつ大限の努力をできるよう、自分の機嫌を自分で取りながら一生懸命に日々を過ごしていきたい。
こころの状態に常に気を配れるように、そして限界が来る前に気づけるように、2025年に取り組む新しいこととして、日記をつけることを毎日の習慣にしようと思っている。日記に書き込むのはもちろん就活に関することだけではなくて、趣味のことや友達との思い出、アルバイトのことなど、日々の出来事から経験した感情や覚えておきたいことをなんでも書き留めたい。ものすごいスピードで過ぎていくように感じる毎日だが、そんな中で自分の感情と向き合って、少しずつでも学びと実践を繰り返して成長していける過程を自分で体感できるように、今しかない時を全力で楽しんでいきたい。
自分が成長した先に新しい環境が待っていること、そしてその場所でわたし自身が輝けることを願い、2025年は毎日日記をつけて、自分と向き合いながら全力で過ごしていきたい。
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
恋愛やキャリアなど個人的な経験と、Metooやジェンダーなどの社会的関心が混ざり合ったエッセイやコラム、インタビューを配信しています。