仕事と子育ての両立。リモートワークは理想のために必要な切り札

わたしはリモートワークに対して、めちゃくちゃ憧れの気持ちを抱いている。というのも、新卒で入社した今の会社では、リモートワークをしたことがないからだ。
毎日毎日、朝と夜に満員電車で通勤をしていて、1人暮らしで1時間以内ではあるが、特に朝は人が多すぎて身体が圧迫されたり、荷物の持ち手を掴んでいなくても浮いていたり、両足をしっかり床につけなかったりすることも日常茶飯事である。ほんとうに行き帰りの通勤時間だけで、かなり体力を消耗してしまい、ヘトヘトになってしまう。
電車で座席に座れていたら、また違うのかもしれない。しかも、遅延や運休などの予測不能な事態も起こってしまい、始業時間に間に合わないかもしれないときは、上司に一応連絡をしておく。かなりギリギリに毎日出勤している自覚はあるが、30分の遅延やましてや運休したときはいくら早めに自宅を出発していても、始業時間に間に合わかった場合、わたしの責任ではなく不可抗力であり、仕方がないと思う。
それにも関わらず、遅れて出勤するとなんとなく恥ずかしいし、上司のショートメッセージには「○○線が安全確認のため遅延しておりしており、始業時間に間に合わない可能性があります。ご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ございませんが、何卒、よろしくお願いいたします」というメッセージが並んでおり、勝手に気まずい気持ちになってしまう。
リモートワークをしていたら、こういったストレスを感じなくて済むと思う。なにより、通勤時間の有効活用ができる。その分、ゆっくり起きることができそうである。また、カメラをONにしなくていい場合は、メイクもしないだろうし、着替えもしないだろうから、身支度の時間も削減することができると思う。
まぁ、ただでさえ上司になにか質問するときは、上司が忙しそうではないかや上司の機嫌が悪くないかなどと、とっても気をつかっているため、もし、夢のリモートワークが実現して、聞きたいことがあっても、おそらくわたしは質問するタイミングが掴めずに、仕事が滞ってしまいそうである。
入社してすぐは、研修をWEBで受けることは良いと思うが、リモートワークをするのは、仕事に慣れてからが現実的であるように感じる。
フルリモートでなくても週1回からでも、リモートワークができるようになれば、良い具合にメリハリもつきそうである。そもそも、今のひとり暮らしをしている家にはWiFi環境が整っていないため、リモートワークを行う環境を整えることからはじめないといけない。
将来、子どもが生まれても保育園に預けずに、自宅で育てたいなと考えている。そのため、ゆくゆくは、フルリモートの仕事でないと子育てと仕事の両立は厳しそうであるため、転職してフリーランスにならないといけないと思っている。それが無理そうなら、専業主婦にならないといけないため、リモートワークはキャリアの存続にも関わってくる、重要な切り札である。
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