リモートワークには大賛成。だけど導入はルールを守れる人に限る

まずこのエッセイは、私のわがままを夢のように述べるものだと断らせていただきたい。
私はリモートワークは大賛成だ。
なぜなら、仕事って、やるべきことをやればいいからだ。
仕事って、時間通りの時間に会社にいることじゃないと思う。
MTGの出席や資料作成、アウトプットなどをすることだと思う。
息や食事をするように、やるべきことをやればいいと思う。
通勤電車に疲れず、1時間〜1時間半ほど睡眠時間を取れるのであればこんなにいいことはない。
人間、朝型と夜型が生まれつき決まっていると聞いたことがある。
会社によってはできないと思うが、朝やりたい人は朝やって、夜がいい人は夜やればいいと思う。
そのほうが効率がいいだろうし。
そして、最近の新人は飲み会に残業代を求めたくなるとか(私)、必要以上のコミュニケーションをとりたくないとか(私)、コロナで人との距離が遠くなったとか、最近の人付き合いのトレンドは変わっていると思う。
一方で、リモートワークで会社やチームへの思いが離れるという課題があることはほとんどの方が気づいていることだと思う。
会社へのロイヤリティや、モチベ上昇については上司の力を借りるか、課題と認識できているわけだから自分たちでやりがいを見つけていけばいいと思う。
その課題だけクリアできれば、最近のトレンドに沿った働き方で素晴らしいと思う。
私もリモートワークで働いていて、素晴らしいと思っている。
たくさん寝られるし、朝からハンドドリップのコーヒーなんて飲めちゃうし、特に生理前のむくみで靴擦れを起こしたりしないし、リラックスできるし。
ただ最近、気になることがある。私が働いているのは業務委託の人が集まっている会社なのだが、同期2人が仕事をしていないことだ。
リモートワークなのになぜわかるかって?
理由は3つある。
1つは定例MTGのとき、明らかに画面がチカチカしていて、目が泳いでていたこと。
彼女は画面共有担当なのだが、一度別の人が画面共有し、彼女の画面共有に戻った時、別のタブが表示されていたこともあった。
2つめは、私の情報共有不足を指摘されたことだ。
しかし、私はご丁寧にスライドまで作成して共有していた。ん?それ前も話したよね?まるで私が情報共有していないように見られてしまうのは、ちょっと、私にもプライドっていうものがあります。そこでカチンときてしまった。
3つ目は、仕事をしていないこと。単純にタスクが進んでいないし、返信が来ないこともある。
会社だったらきっと気が引き締まって時間内に進めたり、すれ違った時に声をかけたりして返信が来ないということは少なかっただろう。
つまり何が言いたいのかというと、話を聞いていない。別のことをしている。やるべきことをやらない。仕事をしていない。
対面で仕事をしている時のことを考えてほしい。画面共有担当の会議中、自分の画面共有タイムじゃない時に別のタブや別のことをしただろうか。会議中の話を聞かないなんてことはあるだろうか。タスクを数週間に渡り進めないなんてことがあるだろうか。
上記をしたことで、私を怒らせ、そして私の持つお客さんに迷惑がかかった。
生活や生きやすさの面では、リモートワークは流行りにのっとった素晴らしいシステムだと思う。そして、仕事は仕事、友達は友達とオンオフを切り替えたい人にもぴったりの働き方だとは思う。
しかしながら、ルールを守れる人、他の人の目がなくても動ける人、やるべきことを淡々とこなせる人に向いているシステムだと思った。
ゴミは自治体のルールに従って分別をしよう。赤信号は止まろう。席をしかるべき人に譲ろう。そして、仕事をしよう。
これが、私の思うことだ。
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