ショートが似合うと言われる私。だけどヘアアレンジだって楽しみたい

2か月くらい前、4月下旬に髪を切りに行った。
5月下旬に友人の結婚式があったのと、その翌日にアメリカに2週間ホームステイに行くことになっていたため、その2大イベントに合わせて1か月前から新しい髪型に慣れておこうと思ったのだ(気合い入ってた)。
それまで髪の長さはロング寄りのミディアムで、毛先をそろえていた。ベリーショートにしようかと思っていたが、結婚式の余興でハワイの伝統舞踊であるフラを踊ることになっていたため、あまり短くしすぎるとフラらしくなくなっちゃうかも……と思い、顔周りくらいで、毛先もそろえ、結べる長さになった。
美容室は好きな女性作家が通われている表参道の美容室に、初めて行ってみた。
私は特に行きつけの美容室はない。よく行ってる美容室はあるが、特別な日に限って行っている。
今回わざわざ表参道という、おしゃれな街のおしゃれな美容室に行こうと思ったのは、定期圏内で行けるから行ってみようと思ったことと、学生時代衣装係をしていたとか言っていたのに、ここ数年見た目にあまり気を使っていなかったと気が付いて、そんな私がファッションとかいうのが恥ずかしくなったからだ。
フラダンスを踊ってきた大学時代から現在まで、私は意外と髪型に悩まされてきた。髪が長いことはフラでは神聖なものとされ、本格的に踊る人はもちろんみんな髪が長い。腰くらいまである。
フラは好きだし、もう少し本格的にできないかなと考えていた時期もあったが、あきらめていた。大学時代、ほかにやりたいことや経済的な理由、そして一つのことを極めようとする私の忍耐力が無かったことが理由だ。
それに加え、私は髪型をショートにしたかった。
私はよく、いろんな人にショートが似合うと言われる。ショートボブやベリーショートなどにすると、いつも周りに「その髪型、いい!!」と褒められる。確かに、吹っ切れたような感じがしてすがすがしい。お風呂に入る時間も減るし、ボブだったら寝ぐせもそんなにない。ベリーショートだと夜は楽だが朝は寝ぐせとの戦いになるけど……。
そんなわけだから、大学時代は成人式の前は髪を伸ばし、終わったらショートからミディアムのボブにして、フラの発表があるときはウィッグをつけたり、シニョンにするときは結べる長さにしていた。
髪をロングにしてみようと思って伸ばしていたこともあったが、手入れが面倒でやめた。どうやらわたしの髪質は変わったらしい。ミディアムヘア中心だった高校時代は、ブローしたらサラサラにまとまったのに、20代中盤からブローしてもゴワゴワになってしまった。おまけに超くせっ毛なのでパーマをかけたみたいになる。雨の日はマジ大変。これも美容師さんや友人たちによく「パーマかけてる?」など言われるが、かけてません。
地方に住んでいた2年間は、フラを踊れなかったため、思い切ってベリーショートにした。最近、友人の一人がその髪型の時期のわたしのことをほめてくれた。
やっぱり、髪質的にも見た目的にもわたしはショートの方がいいのかも?
しかし、私は今年4月下旬に髪を切りに行くまでロング寄りのミディアムヘアだった。2025年2月に、公共文化施設の市民参加型ダンスプロジェクトの本番の舞台があったため、どんな髪型にもできるよう髪を伸ばしていたのだ。
私は、ショートヘアも好きだが、ヘアアレンジも好きだ。幼稚園の頃から髪は自分で結んでいた。いろんな髪型にしていた。いまは大人になったのでさすがに派手な髪型はできないが……。
2か月経ったいま、また髪が伸びてきた。毎日暑いし、じめじめしているからまた髪がゴワゴワしてしまう。この夏は公共文化施設の“演劇”プロジェクトの練習があるから、髪を伸ばす必要はないだろう。また髪を切りに行こう。
とりあえず、いまはショートボブからミディアムヘアになりつつあるいまの髪型で、オトナな範囲で毎日いろんな結び方をしながら楽しみたい!
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