私はコーディネートが苦手だ。
なんというか、オシャレな組み合わせがわかっていない。
そんな私の母はオシャレ好きなので、センスって血じゃないんだなと思ってしまう。
実家暮らしの頃、「その服良いね」と友達に言われたとき、大体は母の服を借りていたので複雑な気持ちだった。

巷でよく見かけるようになった「パーソナルカラー」や「骨格診断」をしたいと思うようになったのは、何となく指標が欲しいなと思ったから。

好みや自分に似合ってるんだろうなというモノはあれど、明確な根拠がないままだったので、診断を受けたら何か変わるかな?と考えていた。
せっかくなら彼氏と一緒に診断してもらおうと、二人で対応してもらえるお店を予約した。

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当日、スッピンの状態で向かい、様々な色の布を当てられながら診断が進む。
鏡越しの自分を見ていると、色によって肌の明るさが変わったり、ちょっとくすんだりするのが面白かった。
特に彼氏が診断されているのを見ていると色の違いがわかりやすかったので、ぜひ二人で行くことをおすすめする。

診断の結果、私も彼もブルベ冬ということがわかった。
なるほど、だからお互い白黒の服ばかり着ていたのか、と納得しつつ、やっぱり自分の好みってパーソナルカラーと合ってるのかも?と感じた。
その後、骨格診断や顔タイプ診断なども合わせて、総合的な診断結果を教えてもらった。

終わった後、二人で昼食を食べながら、教わったばかりの言葉を使いつつ、周りにいる友人たちはどんなタイプなのか?を二人で考えたりしていた。

また、私の場合はメイクのカラーが黄色味のあるものばかりだったので、帰り道に早速ブルベのコスメを新調したりした。
ブルベ向きのコスメって意外と少ないということに気づいたのも、診断を受けたからこその新たな視点だった。

私も彼も、あまりファッションにこだわりはないタイプだが、こうやって診断してもらえることで指標ができ、自信を持って服を選べるようになったなと思う。

また、お互い同じブルベ冬だったのもあって、一緒に出かける時は彼の方から「じゃあ俺も色合わせよう〜」とコーディネートしてくるのも楽しさの一つになった。

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多分、人は普段から自分に合うものを何となく身につけているのだろう。
そこに自信を持てる人は、「オシャレさん」なんだと思う。
私みたいに、「これでいいのだろうか?」と日々思っている人は、ぜひ診断を受けてみてほしい。
あんまり安いものでもないが、一生に1度と考えたらそんなに高くないと思う。

パーソナルカラー診断を受けてからいくつかの服やコスメを購入したが、本当に楽になったなと思うし、自分に似合ってるなと自信を持てるようになった。

あと、一過性の流行を追うのではなく、ちゃんと自分に似合う服なのか?ということを重視するようになった気がする。
自分の雰囲気に似合っていれば、きっと長く着ることのできる服だと思うから。

まだまだオシャレには程遠いかもしれないが、これからも自分なりのペースで色んな服を楽しんでいきたい。