母と過ごしたニューカレドニア。自然がくれるご褒美がそこにはあった

ニューカレドニアに行った。
ニューカレドニアには、日本から飛行機で9時間弱下った南半球にある。
この時は、家族旅行で母と二人。先日はパリに一緒に行って、今度は卒業旅行ということで、最後はニューカレドニアに行った。
ニューカレドニアで3泊4日した。
これまで、ハワイやグアム、バリ島やフィジー諸島などいくつかリゾート地に行ったことがあるが、ニューカレドニアは、どこか日本に似ている部分もあった。
その時は3月で、日本人の新婚旅行客が異常に多かったのもあるかもしれない。
まず、ニューカレドニアの人々は、完全歩行者優先。街並みもゴミなどなく綺麗で、ゆったり。
しかも、ショップの店員さんも皆さん綺麗好きで、朝からしっかりテキパキと窓拭きの掃除をしている。高い衛生観念、街や人の穏やかさなどは、どことなく日本の地方に似ているんだなぁと思ったりした。海外と思えない、とても平和な街並みだ。
ニューカレドニアには、フランスの海外領土ということもあり、「南太平洋のプチフランス」、「天国に一番近い島」と呼ばれることもある。
とにかく海に関しては、本当に水質が透明で、そのまま海水も飲めるのではないか?と思ってしまうほどだ。
とにかくエメラルドグリーンが一面に広がるビーチで、日本のように蒸し暑くない過ごしやすい気候で、立ち並ぶヤシの木や豊かな海洋生物がいる風景に包まれると、「天国に一番近い島」といわれるのがわかった気がした。また、ビーチから瓶ビールを飲みながら眺める夕焼けも圧巻なのだ。
そんなこんなで、3泊4日したが、あまりにも周辺の自然に圧倒され、スマホでインスタグラムを開く習慣も忘れていた。
空を見上げると、真っ暗な夜空と澄んだ空気でおおわれている。
「私は、やはり自然が好き」と、つぶやいてしまった。
ニューカレドニアでは、ビーチの上のホテルというところに泊まった。ビーチの上に、木の小屋が立ち並んでいる。そこに泊まれるようなっている。
最初は、日本人なので、「津波が来たら怖いな」と思った。ところが、そこで一夜を過ごすと、眠る際の波の音がとても心地よく、また開放的で、いままでで一番よく寝れたのでは?と思うほど、深い眠りに落ちてしまった。
海の上の小屋のようなホテルで眠るという体験は、なかなか快適だった。
ニューカレドニアでは、こうして、朝やお昼の海も、夕焼けの海も、夜の海も体験した。
私は、やはり朝早く起きて、誰もいない時間に海に入り、ゆうゆうと泳ぐことや、夕焼けのビーチで日焼けしながら地のビールを飲んでたしなむことや、夜、町の明かりが消え、少し涼しくなり、シンと静まり返った中で、海に囲まれ、海の音を聴きながら眠りにつける夜の海もすべて好きだった。
もはや、どれがいいとか選べないでいる。
ちなみに、お土産で買ったニューカレドニアのハイココアチョコも、自然の恵みたっぷりで、美味しいし癒されるものだった。
そんな、スマホ生活を離れ、異国の地で、親しい人と大自然を満喫しリフレッシュするのも、これからもまた楽しみたい時間の一つとなった。
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