会社をやめた仲の良い元同期は、同じ会社ではなくなったから友達なのか?

大人になってからできた友達を思い浮かべてみたところ、仕事関係以外で友達ができてないと思った。
会社の仲良い人は友達なのか。同僚や先輩という肩書があるから、友達というくくりにしてしまっていいのか迷っていた。
会社をやめた仲の良い元同期は、今は同じ会社ではなくなったから友達なのか?
でも会社の人であっても個人的に休日会う約束をして出かけるのは、プライベートでも一緒の時間を過ごしたいと思っているということだから、友達と呼んでも差支えないと考えるに至った。
実際に会社に友達がいないと言ってる友達は、会社で出会ったとしても立派な友達だと言ってくれた。
社会人になってからできた会社の友達で、親ほど年の離れたお姉さんや、地元が同じ先輩がいる。
前者のお姉さんとは、長期休みにお出かけすることもある仲だ。旅行に行ったら必ず特別なお土産を渡すし、誕生日が近いので毎年誕生日プレゼントを交換している。個人的に一番仲良くしているかもしれない。
後者の先輩とは、半年に一回のペースだが2人で飲みに行く。仕事でもコンタクトを取ることはあるが、飲みに行ったとき話す内容は、お互い婚活仲間であるため専ら婚活の進捗についてだ。
前回はお互いに芳しくなかったので、励まし合った。
もう1人私の会社の同僚であり、素敵な友達を紹介したいと思う。
会社の友達を通じて知り合った中国人の友達は、最初複数人で飲みに行く仲だった。そこから2人でおいしい本格的な中華を食べに行くようになり、仲良くなってから家が近いことがわかった。
友達は、料理が得意で手料理を友達の家で振る舞ってもらうことになった。大人になってから友達の家にお邪魔するということをしていなかったので、大学生に戻った気分だった。
初回は友達が買ってきた食材で、友達が料理しているのを横から見ているだけだった。もちろん洗い物は率先して行った。2回目には食材調達から同行した。新鮮で有名な魚屋さんに雨の日かつ、電車に乗って買いに行くという、自分1人では絶対にしないアクティブな1日になった。もちろん新鮮な魚介類で作ってくれた料理はおいしく、感動した。
さらには平日の仕事終わりだったにも関わらず、私の誕生日には、すき焼きパーティーをしてくれた。ご飯を食べたあとはゲームをして遊び、本当に楽しくて、友達の気遣いも感じて思い出に残った。
つい最近の話だが、友達は彼氏と同棲するようになり、残念ながらもう友達の家には行けなくなってしまった。今度は私が友達を家に招待する番かもしれない。
私が友達を家に呼ぶことをためらっている理由は、友達より料理が上手ではないのと、私の家には何も娯楽がなくて申し訳ないからだ。友達の家よりキッチンは狭く、作業台が狭い。狭いのはキッチンだけではない。広いワンルームの友達の家と比べて、私の家は手狭で2人で長時間過ごすにはくつろげないのではないかと思ってしまった。
しかし、きっと友達であれば一緒に喋ってるだけで楽しいはずだ。もう少し友達を呼べるように家を片付けて整えてみようと思う。
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