「胸が小さい」と言われたあの日から、自分の胸に自信が持てない。だけどそもそも大小で人の優劣を決めないでほしい。誰かの基準に左右されず、自分だけの胸を愛したエッセイ5選を紹介します。

①もう貧乳いじりをされても愛想笑いはしないと決めた(杉本しほ)

あらすじ)小6年のプールの授業、貧乳いじりが始まった。話したことのない人も「貧乳」などと連呼してくる。大人になった今もたまにあるけど、いつも愛想笑いで誤魔化してきた。

②修学旅行の大浴場が怖かった。 「無っ」クラスメイトは私の胸元を見て言った(ブスだ三日で慣れろ)

あらすじ)「無っ」。修学旅行での大浴場、クラスメイトの貧乳いじり。大人になっても胸に変化は訪れず自虐的だった。けれど、大きな胸の友人が言った。「あのさ、何か困るわけ?」

③「まな板でも好き」と妥協してくる男で、私は妥協なんかしない(玉舘(たまだて))

あらすじ)「まな板でも好きやで」。私の胸についての問いに、彼が答えた。精一杯のフォローだろうけど、心の中でそう呼んでいたんだ……。帰り道に一人で泣いた。

④胸は小さいと魅力がない?友人の一言で芽生えたコンプレックス(山逆)

あらすじ)「胸の話して、ごめんな」。胸の大きい友人から、胸の小さい私への謝罪。知らず知らず、胸の大小で人の優劣が判断される戦いに引きずり込まれていた。異性から、そして同性からも。

⑤ゆれないバスト、ゆれるこころ。小さい胸に悩むかつての私へ(こまの とわこ)

あらすじ)いつもブラトップやノンワイヤーの下着を付け、ストレスフリーで快適だ。けれど、永遠に「ない」と思うと切なくなくなったことも。初めての夜、もし彼にがっかりされたら。

以上、ありのままの自分の胸を愛し、ポジティブに考えたエッセイ、編集部5選でした!
「かがみよかがみ」では毎月、たくさんのエッセイを紹介しています。どのエッセイにも書き手の思いがいっぱい詰まっていて、きっと「これは私のことだ!」と共感できる1本があるはずです。ぜひ探してみてくださいね。
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