2020年、あなたが「怒ったこと」って何ですか?
「小さいことも含めたら何個あるか、わからないよ!」
「思い出せないほどあるわ!」
そんな心の声が聞こえてきます……。(察し)
1秒でもハッピーに生きるため、「怒り」の制御方法を考えた
人間だれしも怒ったことが必ず?あるわけで、今まさにお怒りの方もいらっしゃるかもしれませんが、怒ってて気分良かったこと、ありますか?
どちらかというと、「気分が悪いから怒っていて、怒りたくはないけど気持ちをうまく消化できず我慢できないから、結果的に怒りになってしまう」が正しいんじゃないかなと思ってます。
気分が悪い、というのはもっとシンプルにいうと「嫌」と表現できますね。
私は、1回きりの人生、1秒でも長い時間をハッピーに生きたいと常に思っているので、この「怒り」をどうにかできないものかと真剣に考えた時期がありました。なぜかというと、かくいう私も子供のころ完璧主義な性質があり、思った完成度でできないと、自分に対しても人に対してもいらだちを覚えたことがあったのです。本来楽しいことをやってるはずなのに、どうしてこうも嫌な気分になってしまうのだろうと、子供心に頭を悩ませたものです。
この人は自分の人生のなかで「悪役」「怒らせ役」なんだろうと考えてみた
まずは、怒りの構造から考えました。
「なぜ人は怒るのか。」という壮大なテーマ。
人は誰しも「欲」があり(私はこうなりたい!あの人にはこういうときこうしてほしい、などなど無限大)、それを何らかの要因(内的要因・外的要因)で満たせないと、「不快感」を覚えるわけです。非常にシンプル。
自分に対して苛立っているだけならまだいいのですが、一番やっかいなのが外的要因だった場合。なぜかというと、自分に対するいら立ちは、人は自分のことが好きで一番可愛いので、「ありのままの自分を受け入れる」という必殺技でなんとかなります。
が、他人に対してはとても難しいです。自分の方が可愛いので。
そうなったとき、怒りの発生をどこで止めるか。
「欲」は止まらない、「嫌」も発生する。
であれば、「嫌」を怒り爆発に変えなければいい。
むしろ止めるのはそこしかありません。
そう思った私は、「嫌なことに対して、どう解釈するのがいちばん自分が穏やかでいられるか」を真面目に考えました。
「こういう人もいる」「この人はこういう人なんだ」と、ありきたりな言葉が浮かんできますが、しっくりこず。
ふわふわ考えながら、その時ドラマを見ていた私は閃いたのです。
あのドラマの終わりに流れるやつ。エンドロールです。
嫌なことがあったとき、この人は自分の人生が終わるタイミングで流れるエンドロールの「悪役」もしくは「怒らせ役」として出てくる人なんだろう、と思えばいいのではないか。
あくまでも自分中心で、この人は自分の人生に起伏を与えるために、役柄として出てきたのだろう、と解釈するのです。
だって、ドラマで嫌な役を演じてる人に対して、「この人、嫌な人」とは思っても、本気で怒ることってないじゃないですか。だから、同じ要領でイケる、と思いました。
「エンドロール技」はわたしだけの感性だけかもしれませんが
ある日、仕事の先輩とプライベートで旅行する予定だったとき、当日飛行機に乗り遅れるというアクシデントがありました。
事実として、私のせいでは決してなかったのですが、私のせいだと2時間ほどとばっちりを食らい、後輩という立場の私は何も返せず、ただただ理不尽で「嫌」な思いをしていました。
普段であれば、ここで心の中は大爆発ですが、エンドロール技で「この人はきっと困らせ役で出てきた人か」と考え、当日の飛行機に乗れないとしても翌日午前の飛行機でいけるかCAさんに聞き、旅行プランを練り直しました。
初日(の予定だった日)は一瞬嫌な思いはしたものの、結果的にとても楽しい時間を過ごすことができました(その先輩にはお仕事では本当にお世話になっており、今でも仲良くしてもらっています)。
このケースもそうですが、嫌なこと=その人のことが嫌い、じゃないと思うんです。
反対に、嫌なことをしてくる人も、必ずしも自分のことが嫌いでそうしてるわけじゃないんです。
だから、それに対して自分の体力をたくさん使わず、この時のあの人は自分にとって〇〇役だったんだな、と捉えてあげることで、少し、いやものすごく気持ちが楽になります。
これはわたしの感性ですので、お読みの方はこれでは収まらないという方もいらっしゃるかもしれません。
あなたの怒りの対処法、見つけてみてください。