私は大学卒業後、24歳で結婚した。そして結婚したその年に妊娠、その後妊娠3ヶ月で流産した。
結論から言うと、明確な理由がないのなら結婚は早くしたっていいと思う。
私たちは社会に出るまで、ほとんどタイミングを考えずに人生の選択をしている。
どの高校に行くか、大学に進学するか、どの会社に勤めるか、どんなスタイルで働くか、HowとかWhich、Whatについて考えることはあってもWhenについてはあまり考えずに人生を決めてこれたのではないか。
でも、社会に出てからはタイミングも自分で決めなければいけない。そして、そのタイミングはほとんど自分一人では決められない。
転職するにしても、今のようなコロナ禍では難しい現実もあるだろう。子を持ちたいと思っても流産することだってある。自分(たち)の意思だけで望むタイミングで希望が実現しないこともある。
プロポーズから結婚、妊娠…予定より早く事が運んでいた
結婚も双方の合意があって初めて成立する。
彼氏に結婚の意思がなくてずるずる付き合っている人や、結婚の話はするがまだプロポーズしてくれないという人、仕事をバリバリ頑張りたいから後2年はプロポーズしないで!という人もいる。親の反対や経済的理由から結婚に踏み切れないこともあるだろう。
また、女性は男性より妊娠・出産できる年齢が限られているためか結婚を意識するのも早い。しかし、結婚を決めるプロポーズは男性からすることが圧倒的に多い。つまり結婚の決定権は男性が持っている場合が多い。
私の場合は、早く子供が欲しかったし、2020年が結婚記念年になるのが覚えやすくていいと思ったので2020年に結婚したら良くない?と彼にプレッシャーを与えたのが功を成した。
そして7月に入籍、10月に結婚式、11月に妊娠という結婚生活を送っていた。プロポーズから結婚、そして妊娠まで1年半~2年くらいかかる印象だったので全体的に早く事が運んでいたと思う。
いつも温厚な夫が声をあげて泣いた。私たちはもう親だったんだ
そんな幸せハッピーな2020年の12月に妊娠3ヶ月での初期流産が発覚した。心拍を確認し、母子手帳を貰った直後のことだった。いつも温厚で涙を見せない夫が声をあげて泣いた。彼の弱い姿を見るのは初めてだった。性別は分からなかったし、まだ2cmくらいの我が子だったけど、授かったと知った時から私たちはもう親だったんだ。順風満帆な結婚生活がストップした。
元々、妊娠が発覚する前は転職を悩んでいたが、流産を経験して気持ちは妊娠一直線になった。今はまだ術後の経過観察中ですぐに妊活は始められないが、今年中に妊娠できたらいいなと思う。
よく「結婚はまだいいや、遊びたいし」という言葉を耳にする。
もちろん結婚すればお金の使い方も変わるし、子供ができれば生活のリズムも変わる。独身の時にしかできないことはたくさんある。
でも、それを考えると同時に、結婚を先延ばしにするリスクも考えるべきではないだろうか。将来想定外の事に直面した時、結婚できたのに早く結婚しなかったことを後悔する可能性だってある。