「追いLINE」は、「LINEで男性にやってはいけないこと」として挙げられている。重いと思われる、されたら引かれる、エトセトラ。でも私は、この追いLINEをきっかけに素敵な人との縁を繋ぎとめることできた。そのことについて綴っていこうと思う。

彼の第一印象はあまり良くなく、LINEの文面も冷たくて淡白な人

今まで彼氏なし、異性と遊びに行ったこともなし。友達は「何かないの?」と聞いてくる始末。「何かって、何だ……」と思いながら月日が流れていた。
そんな中参加したオンラインの長期インターンシップ。そこで、今まで出会ったことのない新しいタイプの人に出会った。
グループでの活動があり、LINEの交換が必須だったので登録した。第一印象はあまり良くなく、「ちょっと何を考えているのかわからない人だな」程度のものだったと思う。LINEの文面も冷たく、淡泊で、その人にあまり興味はなかった。

その後、私がインターンシップを続けられなくなり、辞退することになってしまった。グループでの活動だったので、メンバーに負担をかけてしまうことになり、私はとても落ち込んだ。きっとメンバーもあまり良くは思っていなかったと思う。その時に、色々と言葉をかけてくれて、助けてくれたのがその人だった。
「あ、良い人かも……」。ここで彼への印象は180度変わることになった。
それから、理由をつけては彼に連絡をし、何となく話が続いていた。本当に嬉しかったし、返信が来ていないかスマホを気にする毎日にドキドキした。

彼からの返信が来ず、禁じ手の「追いLINE」が状況を変えた

そんな日々が続いていたが、ある日、私が送ったふざけたLINEが既読無視されるという最悪の事態が発生してしまったのだ。
「LINEが途切れてしまった…」
私は三日三晩、悩んで苦しんだ。そして、禁じ手に出ることにした。
「追いLINEをしよう」

追いLINEをした3日後、ようやく彼から返信が来た。また既読無視をされたらさすがに諦めようと思っていた私は、心の底から嬉しくなったのを覚えている。しかも、ノリの良い返事だった。
LINEでのやり取りを復活させ、調子に乗った私は「電話したい」と要求。「いいよ」という彼の返事に胸がまた高鳴る。そして、4時間を超える長電話を経て、意気投合した彼と私は、クリスマスイブに直接会う約束まで交わし、それからは1週間毎に電話をしている。

電話で、私が彼に追いLINEをしたとき、どう思ったのかを聞いてみた。すると、
「また追いLINEしてきたら面白いな~って待ってみたんだけど、来ないから返信してみた(笑)」と、楽しんでいたのだという。
「追いLINE」はタブー。ましてや恋人でもない人にするなんて、もってのほかなのかもしれない。でも、勇気を振り絞って繋ぎとめようとしなかったら、私はこんなに幸せな毎日を送れていなかった。

彼に会うまであとわずか。たくさん自分磨きをして、私と彼を繋ぐ唯一のもの「SNS」に噛り付きながら、その日を待とうと思う。