バレンタイン。
それは響きだけでキュンとするイベント。
好きな男の子への一年一度のチャンス。
関係ある子もない子も、この日ばかりはきっとみんなそわそわしている。
かくいう私も例外ではなかった。
ここで甘酸っぱい思い出を綴ろうか。
とも思ったけれど、今は少し大人になったバレンタインの思い出があって。
それについて書いてみたいなって思う。

チョコが届いたらSNSに投稿。年賀状のような、私の大切なお作法

歳を重ねる中で、私の中でバレンタインの楽しみが増えた。
それはチョコレートへのこだわりだった。
九州・福岡県北九州市にチョコロンブスというチョコレートのお店がある。
カカオ豆から板チョコレートになるまでの全ての製造工程を行う。
ビーントゥーバースタイルで、丁寧な手作りにこだわりチョコレートを製造している。
カカオ豆の産地が違えば味も風味も異なる。
ひとつひとつが繊細に作られていて、何度食べても違う味わいがある。
カカオ豆ときび糖だけで作られている本物で純粋なチョコレートは、豊かな香りや味わいがある。
私は九州とは全く縁がない。
むしろ送料は結構なもの。
でも、バレンタイン前になるとチョコロンブスでチョコレートを注文をする。

今やおいしくないチョコを見つけるほうが難しいありがたい時代。
そして、ちょっと移動すれば、簡単に素敵なチョコは手に入る。
それでも今年も福岡から取り寄せたいと思うチョコロンブス。
そんなこんなで、購入することも毎年恒例のようになってきた。
唯一無二な大好きなブランド。
チョコが届いたらチョコと自撮りをもって、SNSヘ投稿する。
これをもって、チョコロンブスを経営している方に「元気です♩」を伝える報告にもしている。
これは一種の年賀状のような、私の大切なお作法だった。
ご縁が紡がれたことにより出会えたチョコレートとの出会い。
そしてそんなチョコレートがまた縁を紡いでいってくれる。
なんて素敵なことでしょう。

憧れの人が作るチョコへの好きな気持ちは、簡単に変わらない

そう、なぜ縁のなかった福岡のチョコレートと縁があるのか。
それは、私はこの経営者の方と知り合いだからだった。
その繋がりでチョコロンブスを知ったのだった。
出会ったのは3〜4年くらい前。
尊敬する方が経営しているチョコロンブス。
経営者の方は、穏やかで優しい方だった。
ガーナへサクッと行って、日本に持って帰り、研究開発をする。
こだわりへの向き合い方が素敵。
そんな姿にほのかに憧れていた。
社会のことを何も知らなかった3~4年前とは違い、私も社会人になった。
いろんなことが変わって世の中も変わってく。
けれど、チョコロンブスが好き。
それはピュアなものでそう簡単に変わらない。

経営者の方は、多忙の中毎回お手紙を入れてくださる。
これがすごく嬉しかったりする。
今回のお手紙に書かれていた「カカオ豆と毎日会話しています」の表現の素敵なこと♡
ゼロから愛を込めて作られた感じがどこまでも愛おしい。
日頃の感謝をチョコロンブスに託して。
今年もいろんなご縁を紡いでくれた存在だった。