かがみよかがみは2022年も、女性たちの思いがこもった数多くのエッセイを掲載してきました。恋人や友人との関係、家族との向き合い方、自分らしく生きること……それぞれの作品にはさまざまな喜びや悩み、迷い、そして決意がつづられています。そんなエッセイのなかで、「コミュニケーション」カテゴリーで最も読まれた5本を紹介します。

<第1位>

人間関係を絶って半年。「死にたい」と言った私を友人は止めなかった(まよ)

【あらすじ】23歳の頃、休学していた私はうつ状態が強く、一日中ベッドと自分の殻の中に閉じこもっていた。友人と連絡を取る気にもなれず、LINEも遮断。半年後に久しぶりに開いてみると、「999+」件のメッセージが溜まっていた。

 <第2位>

彼と過ごすために月8千円の食費で生活していた私が、見栄を捨てた日(わん)

【あらすじ】対等でいたいという彼の意向で、デート代はいつも割り勘にしていた。そして毎週会っていたら、私の食費は月8千円しか残らなかった。体重が落ちたのはともかく、千円もしない化粧品を買うお金もないとわかったとき、人に甘えるのが苦手だった私もさすがに彼に相談することにした。

<第3位>

接客業の私の信条は「平等」。雑にされたら雑に。丁寧には丁寧を(潮井エムコ)

【あらすじ】ある日、タクシーに乗った。父親ほどの年齢の運転手は、受け答えもぞんざいで、あきらかに気だるそうだった。「なめられている」と直感した。怒りがこみ上げてきた私は別の日にタクシーに乗った際、対応を変えてみることにした。

<第4位>

私の手首には「パンツのゴム」。先生の教えは、いつも身に付けている(眠子)

【あらすじ】入学した女子高の学校案内。「いつでも遊びにきてね」という校長先生の言葉を真に受けた私は、校長室に通い始めた。私はいつも笑顔の校長先生が大好きになった。先生は「はい、パンツのゴムあげるわ」と、髪を縛るピンクのゴムを手首につけてくれた。

<第5位>

型にはめ込むようなマイノリティ分類、露出の多い制服がただ嫌だった(小林 六花)

【あらすじ】短いズボン。スカート。白いシャツ。体の露出が多い格好や体のラインがわかりやすい格好を、制服や規定として定められた事が苦しい。自分が男の子と思っているわけでも、性犯罪にあったこともない。うまく言えないけれど、ただ嫌だった。

以上、2022年に「コミュニケーション」カテゴリーで最も読まれたエッセイ5本でした。
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