人間誰だって悪いことを考えるし行動しちゃう。
だって人間ですもの。

よく、悪いこと考えなさそうとか怒っても怖くなさそうとか言われるけど、私だってダークなことを考えることだってある。そんないい子ちゃんではありません!
もちろん、ポジティブな印象なのは嬉しいけど、そんな純粋でいられたらどんだけ気持ちの余裕ができて自分にも自分以外の人間関係に苦労なんてしない。
私だって家族にも友人にも会社にも見知らぬ人にも悪いこと考えちゃう時あるから!

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年を重ねていくうちに、自分の思いや気持ちの整理や人間関係の築き方など自分のやり方が見つかったからか、余裕が出てきたからかもしれない。
でも、母親曰く過去の私は顔に出やすかったらしい。そう思うと成長した悪い女になっているのかも。

でも今でも仕事でも悪いことしているな〜と思うことあって、例えば、仕事で本当は覚えていたのに、指摘された時に「ええ〜〜そうだったですね!!知らなかったです!」と誤魔化した時とか、悪い女だしずるい女な自分が出てくる。

相手を下に見た発言している人も悪い女だし、自分は可哀想な女アピールする人も悪い女だと思う。私が思う悪い女について、私も周りも共通するのは「自分が優位になりたい」ことなのではないだろうか。

喧嘩や揉めた時に共通の人に話して「それは相手が悪い!だから悪くないよ」と言わせてしまうこと。

相手と対立すると、どちらかの要因があって揉め事に発展する。
「私は悪くない!!」って思う。自分に要因があれば反省するべきだが、どう考えても相手が悪い時にはこのイライラ・もやもやを消化できず時間がかかる。

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私の学生時代は、よく共通の人に起きたことを話していた。
え?なんで話すかって?
だって、話して「悪くないよ」と言われると、「私は悪くない」と思えない??

関係ない人に話して囲んで悪いもの扱いしたくなる(あれ?私だけ?)。

実際に私もやられた時に、「悪い女」って思ったし、外壁から固めていく自分のやり方もあくどいなと思う。

相手に同じようなことをされた時に、人間は少しでも優位に立ちたいものだと気付かされる。話を聞いてほしいだけで話しても、「大丈夫、悪くないよ」という言葉だけで正しいと思ってしまう。

でも、ある時に友人に揉め事を聞いてもらった時に「それはお互い様では?」と言われ、どう考えてもその時は悪くなくて、なぜお互い様というの?!と今度はその子に怒りが出てしまった時に、自分は悪くないと思い込みたいだけだと恥ずかしくなった。

当事者同士が話し合いすればいいのに、第三者の視点がほしいから話して味方につけるなんて悪い女。

でも、悪い女になることも時には必要だし、自分のことが大切だからこそ守りたい。
だけど、多くの人を巻き込んで気づいた時に友人が離れて悲しくなるのであれば、その悪い女になるのは避けた方がいい。時に、あざとくなるのも悪い自分になることで、自分の本心が見えてくるからいいと思う。

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私だって悪い女。
ここで書き残しているエッセイは少しいい自分を出そうと書いている言葉は本心だけどいいように見せようとしているずるい女。
自分の悪いところを言葉に表すことで、悪いことは認めたくないし、自分はかわいそうって思いたいし、周りからもそう庇ってほしいとそんな気持ちが実は底に眠っている自分に驚く。

いや、そんな気持ちがあることに気づかないとだめだ。
まるで女優のように周囲の反応と自分の思いを見極めながら悪い女にもいい女にもなってやるだから。