私は基本的に、LINEやDMが来ていると気づいたタイミングで返信をする人間だ。
スマホはサイレントモードにして生活しているため、即レスというほどではないが、1日返信をしないということはあまりない。

だが最近、SNSへの返信というものがめんどくさくなってきている。
毎日何通もやりとりしているわけではない。なんなら多くても週に2、3回程度のものだが、なぜか返信が本当にめんどくさい。

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そもそも携帯を持ち始めた高校生の頃から、SNSに熱心な方ではなかった。しかし最近はそれに拍車がかかったのか、必要な連絡でさえ少しめんどくさいと思ってしまう。

ふと、なぜなのか考えてみたが、おそらく他のことで頭の中がいっぱいなのだ(極度のめんどくさがりでもある)。

主にめんどくさいと思う時は、アニメをみていたり漫画を読んでいるときで、電車の中で音楽を聴いていてふとLINEに気づいた時なんかは、さっさと返してしまう。

ただ、全くその気じゃなくなった時の私はひどい。
今のところ未読のメッセージは1週間前のものだけだが(これもひどいな)、平気で1ヶ月以上未読にして、その後そっと既読をつけ、そのまま忘れていたことにしてしまう。

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これは決して相手の好き嫌いではなく、たいていは内容がしょうもない時にやってしまう。

たわいもない会話をしたい人間もいるだろうし、私もたまにくだらない話をもちかけることがある。
にも関わらずやってしまうんだから、本当に困ったものだ。

そしてこれには問題点がひとつある。
それはお察しの通り、次こちらから連絡をしなければならなくなった時、とても気まずいこと。
じゃあ返信しろよ、というのはめんどくさがりを極めた人間には難しい提案なので、ひとまず置いておくとしよう。

この前実際に、話の途中で私が未読無視からのそっと既読をした人間に、LINEを送らなければいけないタイミングがあった。

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私は考えた。
これって用件に入る前にまず、スルーしたことを謝るべきか？と。
しかし触らぬ神に祟りなし的な感じで、触れない方が無事終わるのでは？とも。

そして決断した。
「返したつもりだったんだけど、電波が良くなかったようでずっと送れないままだったみたい。本当にごめん」

もちろんこんなことを言われた側は、多分嘘だろうなとは思いつつも、大丈夫！気にしないで！と言うしかないだろう。
そして案の定そう言われた私は、その言葉を素直に受け入れることにした。

SNSが普及して便利になったことは確かだが、駅の伝言板でやりとりしていた時代の方が、断りたかった約束からうまく逃れられそうだし、こんな返信ひとつでエッセイが書けるほど悩んだり考えさせられることもなかったのだろう。

とりあえず今は、1週間も返信をしてないあのLINEをどうするか、考えなければならない。

なんてことを書いている間にさっさと返信するのが、多分一番いいと思うが。