大人になりたくない。そんな想いに囚われていた、学生時代のわたしへ。
2024年3月、わたしは社会人1年目を終えました。
電車の中で見るサラリーマンの疲れた顔。自分の親や先生に言われる「社会に出たら通用しない」という言葉。大人って大変でつまらなそう、社会になんて出たくない、大人になりたくない!と幼心に思っていたわたし。
この想いは大学生になっても抜けず、心に強く残っていたよね。そんなわたしも大学を卒業して、大人として社会に出たよ。
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社会人1年目は大変で。まず初めての1人暮らしに、大学1年生の時に免許をとって以降乗っていなかった車の運転。1人暮らしは思っていたよりも寂しくて。何度お母さんに電話したいと思ったことか。
日々の暮らしでは、料理は面倒なので一切せず、幸いにも職場で賄いが出るから賄いを食べることがほとんど。朝も朝ごはんを食べるよりも寝ていたくて、いつもいつもギリギリまで寝て出勤しているよ。
忙しくなって余裕がなくなってくると、気づけば部屋は荒れていて。元から整理整頓は大の苦手だったけど、1人暮らししてもそれは変わらないよ。唯一好きな家事は洗濯。意外かもしれないけど、なんか楽しいんだよね。
1番不安だった車の運転は、未だ苦手で。4月に不注意で事故を起こして、秋にはタイヤがパンクして、冬には雪でスリップして死を覚悟して。ヒヤヒヤする場面や自分が嫌になっちゃうようなこともたくさんあったけど、なんとか生きてるよ。でもバック駐車は未だに全然上手くできないから、2年目以降の課題かな。
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仕事は順調だよ。仕事決まってからは、どうなるのか不安で不安で。とにかくできること増やそうと思って、インターン始めたよね。もう就職も決まっているし、遊んでもよかったのに、真面目だったね。
新入社員はわたしだけだと思っていたけど、5月に専門学校を卒業した歳下の女の子が入社したんだ。担当している業務は違うけど、その子が自分にはできないことを任されていたり、自分の得意分野で活躍の幅を広げている姿に焦って、悔しくて。
同期だから仲良くしたいと思いつつも、負けたくないという想いも消せなくて、未だに仲はそこまで深められてないんだよね。
先輩たちはとても優しくて。仕事自体はすごくハードだけど、職場環境はとてもいいんだよ。仕事は楽しいことも、辛いことももちろんあった。たくさん悩んで、落ち込んで、泣いた。それでもわたしはやりがいを持って、価値のある仕事だと思って、毎日頑張ってるよ。
この1年わたしは、やりたいことはどんどん主張して、自分のやりたいことにたくさんチャレンジできたんだよ。
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大人になりたくなかったわたしへ。大人になるってそんなに悪いことじゃないよ。
取らなきゃいけない責任とか、生きるためにやらなければないけないことが増えて、あの頃より自由に身動きは取れなくなった。
けれど、自分で稼いだお金は自分の好きなように使えて、自分が動き出せばどんなことでもできる。社会はそこまでわたしに牙を向けない。
社会を盾に、子どもだったわたしを自分の手元に押し込めてきた大人たちよくそくらえ。