結局は人。参加者によって「行きたさ」が変わる会社の飲み会

会社の飲み会は、参加者によって「行きたさ」が変わると思う。
派遣社員として勤めていた会社では、周囲の人も優しい人ばかりで、飲み会をしても皆が自然に会話をして楽しむタイプだった。
私は元々飲み会でウェーイ!みたいなノリが苦手だし、お酒を大事に飲みながら、相手のことを知るためにお話しするのが好きだ。
仕事の話があったとしても、先輩や上司のこれまでの案件や、失敗したことを聞けると勉強にもなる。
そして、何よりプライベートのことを聞くことで、仕事の進め方や関係作りにも活かせる。
家族構成や普段の暮らし方、趣味などを話すことでちょっとだけ距離が縮まる気がする。
実際、飲み会で話が弾んだことで、その後に職場で会ったときも話しやすくなったりするし、家族が風邪を引いた等でも自然と助け合えるようになる。
コロナの影響もあって飲み会が減ったり、私よりも下の世代は飲み会自体の経験が少ないと聞く。
人によっては飲み会は先輩の自慢話を聞くだけ、とかもあるらしい。
冒頭にも書いた通り、やっぱり「人」次第なのかなと思う。
「その人と話したい」とか理由があれば、飲み会はしてみると良いかなと感じる。
古いのかもしれないが、やっぱり飲み会はまだ上の世代の当たり前なのだ。
こればかりは、若い世代が合わせることも必要だったりする。
もちろん、説教やつまらない話ばかりする飲み会であれば、無理して参加する必要はない。
一度は2次会まで参加してみて、ちょっと違うなと思ったら、次回以降は一次会だけで帰宅するのもアリだ。
社会人であれば、自分を守ることも大切だったりする。
世の中には本当に色んな会社がある。
これまで色んな会社で勤めてきた私でも、そう感じる。
そして、先輩方からも言われてきたが、26・27歳あたりで周りが転職し始める時期があった。
今の会社にそのままいて良いのか?別の道があるのではないか?
そう考えて異業種に転職する人も多かった。
きっとみんな、自分の今後を考えて選択をしていく時期なのだろう。
私もこれまでに数回転職をしてきたし、そのおかげで色んな人と出会えたと思っている。
会社というものを経験したからこそ、学んだこともたくさんある。
お客様の必要とするものを理解すること、会社で求められることに対して尽力すること。
上司の働き方を見ながら、自分の将来も考えていくこと。
私を育ててくれた方々には、本当に感謝しかないなと思う。
そんな私は今年の4月から会社に属さないフリーランスとなった。
せっかくの機会だし、アルバイトも始めようとしている。
週5で決められた時間働くことが少しだけ嫌になったので、しばらくは自由に働いてみようと思う。
会社という形から離れた今だからこそ、自分にとって心地よい距離感で人と関わることを大切にしていきたい。
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