わたしは、スンドゥブチゲ、麻婆豆腐、トッポギ、カレーライス、坦々麺、キムチ、麻辣湯……などなど辛い物が大好きだ。夏になってからは毎日毎日ほんとうに暑いので、辛い食べ物をたべる頻度はかなり減ってしまった。世間は辛い食べ物フェスをこの時期に行うが、わたしは辛い食べ物や熱い食べ物を食べると、顔が真っ赤になって顔をはじめとする全身に汗をかいてしまって恥ずかしいので、足を運びたいとはあまり思わない。

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カプサイシンは体に刺激を与えるだけでなく、様々な健康効果が確認されているようだ。例えば、食欲の増進、疲労回復、血流の改善、抗炎症作用、鎮痛作用、抗酸化作用、抗肥満作用、脂肪燃焼、体重、血糖、脂質の代謝アップなど、全身の代謝健康の調節に大きな利点をもたらすようだ。一方で、カプサイシンを過剰に摂取すると、胃腸や身体に悪影響を及ぼす事があり、危険だそうだ。大量に摂取しなかったとしても、やはり刺激物であるため、辛い食べ物を摂取した日は眠れなかったり、眠りが浅く夜中に起きてしまったりする。これは外食などの添加物も作用しているかもしれないが、辛い食べ物を食べると、その刺激で肌荒れも起こる。

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このように、いろいろと辛い物を食べるとデメリットはあるのに、その美味しさに魅了され、辛さがクセになり、ついつい懲りずに食べてしまう。少し前に麻辣湯が流行ったときは、わたしも麻辣湯のトリコになった。流行る前から七宝麻辣湯のお店の前を通ったこともあった。元カレとふらっと行こうとしたときもあったが、システムが難しそう、と難色を示されそのときは行けなかった。夜は30人待ちだったり、お昼ごはんの時間を外して15時に行っても、待ち列はできている。何時間も並ぶとわかっていても、月に何回も麻辣湯を食べに行った。

そのうち豆板醤や豆乳をベースに、きくらげや小松菜、緑豆春雨、海鮮、ぶた肉、薄あげ、練り物、きのこ類などなどの材料をスーパーで買いそろえて、自宅でも自分で作って食べていた。七宝麻辣湯のような薬膳スープの味の再現はできないが、まあまあ本格的な麻辣湯を並ばず、虫が混入している心配や、値段がいくらになるか不安にもならずに、家で自分のペースで食べられるのは嬉しい。鍋感覚でよく作っていたが、さすがに自炊できたのは春までで、最近は作っていない。

辛ラーメンはわたしには辛すぎて最後までひとりでは食べられない。蒙古タンメン中本がすごく人気で、彼氏にも勧められていて食べてみたいが、お店に行って食べきれるか心配だったので、まずはセブンイレブンで売っているものを試してみた。コンビニでカップ麺を買ったことがなかったのもあるが、そもそも麺の量が多かったし、甘辛さがクセになって美味しかった。ラーメン以外に旨辛飯やスープもあるので、今度食べてみたい!

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ただでさえ、辛い食べ物を食べると汗をかいてしまって恥ずかしいし、メイクは崩れるしで、彼氏とのデートや友人とのごはんでは、極力選ばないようにしている。ひとりで食べるときや、家でのごはん、兄弟や家族と辛い食べ物は食べるようにしているため、なんやかんやわたしのなかでは、ちょっと特別感のある食べ物になっているのである。