わたしには、捨てられないものがある。
それは21歳の誕生日に始めた日記帳たちだ。
27歳の現在までで、12冊目にもなった。

学生時代、何度も日記を始めては数日で終わる、ということを何度も繰り返していた。
21歳の誕生日プレゼントとして、姉から大好きなキャラクターのノートをもらった。これをきっかけに6年も続けることが出来ている。自分でも驚きだ。

日記だからこそ記録できる感情。振り返れば発見が詰まっている

人に弱いところを見せるのが苦手で、弱音も愚痴も人に打ち明けることが出来ない性格のわたしは、このノートに全てをさらけ出してきた。
辛かった出来事、嬉しかった出来事、感動したこと、興奮したこと、感情を思いっきりぶつけるかのように書いてきた。

時々その日記を読み返してみると、辛くて苦しくて泣きながら書いたであろう内容も、実は忘れてしまっていることがたくさんあって、改めて辛い経験を糧にして、今の自分がいるのだと知った。

きっと日記を書いていなければ感じることの無かった感情を今、感じることが出来ている。
そんな日記は、誰もが今すぐ始めることの出来るものだ。わたしは全ての人たちにおすすめしたい。

ブログやInstagramなど、デジタル化が進み、簡単に写真や文字を残すことが出来る便利な世の中になった。そんな中、わたしはあえて手で書くアナログな日記を勧める。なぜならば文字には、その時の感情や心境が強く表れるからだ。

日記を書くことは、自分自身の新しい一面を知ることも出来る。そして自分の弱いところ、得意なこと、苦手なこと、どうするべきだったのか、自己分析をすることも出来るし、反省点を見つけ、改善することも出来る魔法のノートだ。

日記を書くことで得られるもの。わたしと周りの人の幸せ

そんな日記を書くようになって変わったことがある。
それは、相手の立場になって物事を捉えられるようになったことだ。

日記を書くまでは、心に余裕が無くて自分のことばかり考えてしまっていた。それが日記を書くようになると、自分の行動を振り返ってみたり、周りの人の行動や発言を改めて思い返してみると、その時に相手が本当はどう思っていたのか、どう対応することが正解だったのかを考えることができ、次からの行動へと繋げることが出来る。

そうして自分自身の行動の選択肢が増えて、心に余裕が出来るようになる。
余裕ができると、人に優しく接することが出来る。
人に優しく接することが出来ると、わたし自身の笑顔が増える。
わたし自身の笑顔が増えると、周りの人も笑ってくれる。
周りの人が笑ってくれると、幸せな気持ちになる。
日記は、わたしにとって幸せの相乗効果そのものだ!
正に魔法のノートなのだ。

わたしはこのノートを、片付けをする度に読み返す。
きっと他の人からしたら、ただのノート。ガラクタだと思われるかもしれない。
でも、わたしにとっては、人生の1番の全盛期全てを綴った人生の記録帳であり、一生捨てることの出来ない大切なノートだ。

きっとこの先の人生も、辛いこと、苦しいこと、嬉しいこと、楽しいこと、たくさんの感情で溢れるに違いない。そんな記録を、この先も続けていくつもりだ。

1度きりの人生を濃いものにするために、このノートに少しでも嬉しいことが溢れるように、わたしは今日も精一杯生きる。
そして多くの人の笑顔のきっかけとなれるよう、わたし自身も笑顔で歩いていく。