私が苦手で怖いと感じていること。それはプレゼンだ。
思い返せば、中学生の頃から人前での発表やグループワークのプレゼンへの苦手意識があった。
大学のゼミでも、発表の時にみんなが眠くなるようなプレゼンをしてしまった苦い思い出があり、プレゼンでの成功体験がないまま社会人になってしまった。
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社会人になるとプレゼンをして、承認を取らなければならないシーンも多く、絶対に失敗は許されない状況でのプレゼンを何度か経験した。
最近ではオンラインでのプレゼンも多くなったが、ちゃんと説明できるか、質問に答えられるか、といった恐怖でいつも汗をびっしょりとかく。
誰かを落胆させたくないといった気持ちや、評価に影響するというプレッシャーから、絶対に成功させなければいけない、失敗は許されないという状況が緊張を引き起こし、パフォーマンスを低下させていると分かっている。しかし、どうにもできていない。
人前に立つとき、緊張してしまうのは自分をよく見せようとするためだと何かで読んだことがある。
部署の人に向けてプレゼンをする際、知っている人もいる人、ばかりでお手本にならなければならない後輩もいる。そういった状況で、どうすれば自分のことをよく見せようとせずに自然体でプレゼンができるだろうか。
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初対面の人と世間話はできる。初対面で仲良くもなれる。
しかし人前で自分のことを話すことになると緊張して頭が真っ白になる。緊張して言葉がうまく紡げない。
私は面接も苦手だ。緊張せずに臨めた面接などない。面接も一種のプレゼンだと思い至ると、だから苦手なのだと妙に納得してしまった。
人の目を気にし過ぎるがあまり、評価されるということ自体に緊張をしてしまっているのかもしれない。面接は自分を知ってもらう機会だと頭では分かっているが、実際は自己アピールが足りない受け答えばかりしている気がする。
想定していた質問以外がくると、緊張から頭の中で文章が組み立てられなくなって、もしこれが本番だったら絶対に悪い評価がついているに違いないという考えがよぎって、全然良い回答ができなかった経験がある。
人前に立つことが得意な時期があったはずだが、何が変わってしまったのだろうか。
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この前久しぶりに、部署の人全員の前でプレゼンをする機会があった。
新しい部署になってからは初めてのことだったが、これまでプレゼンする機会があったじゃないかと何度も自分に言い聞かせていたが、気が気じゃなかった。
できることは何でもやろうと思い、話す内容を全て文字に書き起こし、何度も練習した。
プレゼン当日はかなり緊張したが、緊張してドキドキしているのではなくワクワクして気が高ぶっているのだと心の中で唱え、何とか笑顔で乗り切った。
マイクを司会者に返すときは、びっしょりかいた手汗がマイクににじんでいることがバレないかヒヤヒヤした。
プレゼン後に、複数人が「プレゼン慣れてるの?」であったり、「とっても上手だったよ」と声をかけてきてくれて本当に嬉しかった。
今回は日本語でプレゼンをしたというのもあり英語のときよりは多少余裕があったと思うが、次回英語でプレゼンをする時も、聞いている人に緊張が伝わらないよう努めたいと思う。