2023年は、彼氏への関心度を下げたい。
今まで、彼氏に関するエッセイをいくつも書いた。
『浮気はしない』と言う彼に感じる女の影。書いて吐き出す眠れない夜
『好き』と言ってくれる彼はDV気質。今日も恐怖を押し殺す
『記念日を祝いたい』と言う彼は、何度教えてもその記念日を忘れる
亭主関白な彼は口を出し、生活費を入れていないわたしは家政婦みたい

友達(女)の家まで迎えに行き、遊びに行った帰りに彼女と共に彼女の子を幼稚園まで迎えに行き、3人で仲良くご飯を食べに行くことが日常茶飯事なんだとか。
定期的に遠くに住んでいる女性の家の近所まで行って遊んでいるとか。
ペットに会うために(?)女性宅にしょっちゅう上がりこんでいるんだとか。
バレンタインにわたしが面識のない、性別を含めプロフィールを一切知らない彼の友達からわたし宛にと、彼から見知らぬ人の手作りお菓子を押し付けられたりとか。
友達に話すと、「毒が盛られてるかもしれないから食べない方がいい」と言われた。
これらは聞いてもいないのにわたしの耳に入り、日々イライラが絶えない。

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別れればいいのだけど、わたしにはちょっと特殊な性癖があって、それを満たしてくれる彼とまだ離れたくない。
だから、わたしは彼にとってセフレだと思うことにして、わたしも彼はセフレなんだと思い込むことにした。
実際、彼はわたしが抜かなければ機嫌を悪くするし、「抜いてくれないと機嫌が悪くなる」とはっきり言ってきたこともあった。
友達には「セフレじゃないの?」とよく言われるし、わたしもそう思う。
ただ、彼には「わたしたちの関係ってセフレみたい」と言ったら抜かなかったときよりもさらに機嫌を損ねられて大変だった。
さらに、以後「セフレじゃないから〇〇しようね」と言われることが増えてちょっとうざかった。

これらは全て、わたしが彼氏に関心があるからこそ思ってしまうことだと思う。
逆に言えば、関心度を下げることができれば、気にならなくなると思う。

関心度を自らコントロールすることは非常に難しい。
そしてわたしを含め、たいていの女の子は暇だと彼氏でいっぱいいっぱいになってしまう傾向があると思う。

そんなわたしの必殺技が、とにかく自分を忙しくすること。
特に暇がたくさんできてしまう「仕事を辞める」とかいう目標から遠ざかることをしてしまったのは良くなかった。
けれど、その分、今まで行きたかったけれど行けなかったところにたくさん行った。
平日に時間がないと行けない場所に行ったり、遠く離れた家族に会いに行ったり、話したかったけれど話す時間が取れなかった人とコミュニケーションをとったり、時間に追われて投稿できなかったエッセイを消化したり、写真やデータをたくさん断捨離した。

ここまでは2022年のわたし。

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2023年は勉強と転職に励む。
色んなエッセイを読んで、IT業界に興味を持ったわたしは、2022年の年末から勉強を始めた。
春頃まで勉強を継続して、並行して転職活動、それから新しい仕事に就く予定。
文字にすると1行だけど、どれも人生の転機となる大きな出来事だと思う。
お休みの日はデートで埋まりきらないように予定を調整して、エッセイを書いたり、他の勉強を並行してもいいな。
なんとなくやりたいなと思っただけのことにも挑戦してみたい。
自炊のバリエーションを増やすのに、最近のお気に入り、管理栄養士の長谷川あかりさのレシピを試してみるのもいいし、部屋の断捨離をもっと進めてもいい。
いつかこのエッセイ「ウィッシュリストの100個目は『大賞受賞』。今なお果敢に挑戦中」で見たウィッシュリストを作ってみるのもいいし、毎日8時間睡眠なんていうのも、とっても素敵な響きで魅力的。

「女性が忙しい方が恋愛はうまくいく」とSNSでよく見るけれど、「女性が浮気しかけてるぐらいのときの彼氏への関心度」が心地いいと感じる男性が多いからだと思う。

2023年は、彼氏のことを忘れるぐらい忙しい年にしよう。
しんどくならないよう、睡眠も時間をきっちり確保し、彼とは適度な距離を保つ!
そんなわたしはきっと、今までよりも魅力的だと思う。
彼氏でいっぱいいっぱいになりがちな女性にオススメ。
そんな方はぜひ、わたしと一緒に頑張りましょう!