貯金や節約が目的になるのは危険!罪悪感なくお金を使うためのヒント

“わたし”らしい生き方をを守って楽しく生きていくために、やさしいお金の専門家、横川楓さんが「知ってよかった!」となるお金の話をしていく本連載。新年度、さらにパワーアップし「“わたし”を守っていくぞのお金塾2」として開塾します!
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最近、アイドルやキャラクターなどを応援する「推し活」という単語が一般的になってきたように、「好きなことにお金を使う」人が以前よりも表面化するようになってきました。
一方で、お金をつかうことに抵抗があるという人もいるはず。
今回は、好きなことにお金を使っていいのかという気持ちとどう向き合っていくかお話していきます。
お金の相談をのっていると、たまにいらっしゃるのが、過度な節約をしてしまっている人。もちろん、目標があってそのためにしっかりと貯金をするのはいいことです。
でも、話を聞いているとお金がかかるからと友達との交友関係をばっさり切ってしまっていたり、日頃の食事をとても少なくしていたり、少し心配になってしまうような生活の人も。
節約は、将来なにかにお金を使うために、今から準備しておくこと。お金をつかう予定があるから、この半年はきりつめて生活しよう!といったように明確な目標があるならいいのですが、やみくもに我慢だけをして節約すること自体が目的になってしまうのは危険です。
一方で、「推し活」をしているとグッズも全部ほしいし、コンサートやイベントにも全部行きたいし、ほかにも、いろんなところへ旅行にいくのにも、おいしいものを食べるのにもお金はかかります。好きなもののために、お金を使う場面はたくさんありますよね。
なにも考えずお金を使えたら幸せですが、持っているお金には限りがあります。今の自分の幸せと、将来の自分の幸せを考えてお金を使っていく必要があります。
まず、今を楽しむ気持ちも大切にしてあげることを考えましょう。今お金を使うことで、今しかできない体験もあります。そこに使うお金はできるだけ惜しまず使ってほしいです。
そうするためには、お金についての自分ルールをしっかりと決めておくことと、メリハリをつけることが大事。
今回はお金を使う際の私のルールをご紹介します。
お金を使うことに抵抗があるという人は、貯金が貯まらないことに不安があるはず。不安を少しでも減らすために、貯金についてもルールを決めておきましょう。好きなものにお金を使おうとすると、出費が多い月とそうじゃない月がわかれるはずです。最低でも月〇万円は貯金すると決めて、出費が少ない月はより多く貯金できるようにすると、お金を使った罪悪感も少しは減ります。貯金については最低ラインを決めておくほうがメンタル的に楽そうです。
私の場合は、イベントの遠征などがある月は往復の新幹線代でも万単位で飛んでいきますが、何もない月は、いつもの倍以上貯金にまわすようにする。そんなふうに、どかっと使うときとどかっと貯金するときでメリハリをつけています。
また、月単位だけではなく、日々のやりくりで気を付けられることもあります。たとえば、コンビニで買っていたいつも飲むペットボトルのドリンクを安く箱買いしたり、一駅二駅ぶんくらいだったら歩いたり、使っていないサブスクはないか見直したり。ちょっとでもいいから削れるところは削って、好きなことにお金を使えるよう意識してみましょう。何も考えず使うのではなく、意識するだけでもお金の使い方は変わってきますよ。
おいしいもの、旅行、推し活、洋服、美容…本当にお金を使いたい場面ってたくさんありますよね。人生一度きり。楽しく生きていくためにも、自分はなんのためにお金を使いたいのか?そのためにどうメリハリをつけていくのか、罪悪感を持たずにお金を使っていくためにも、お金のやりくりをしっかり考えていきましょう。
“わたし”らしい生き方をを守って楽しく生きていくために、やさしいお金の専門家、横川楓さんが「知ってよかった!」となるお金の話をしていく本連載。新年度、さらにパワーアップし「“わたし”を守っていくぞのお金塾2」として開塾します!
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