2023年12月25日。今日は仕事が休みだったので、実家で母と姉と姪っ子甥っ子と、クリスマスパーティをした。姪と甥には事前に用意していたクリスマスプレゼントの絵本を贈り、昼過ぎには予約していたアンジェリーナのモンブランのホールケーキをみんなで取りに向かい、帰ってみんなで食べた。とても美味しかったようで、みんな喜んで食べてくれた。今年で姪っ子は3歳、甥っ子は1歳になった。2人とも健やかに、そして順調に成長している。もはや私にとって、彼らの成長だけが月日の経過を実感出来る事柄になってしまった。2023年は、私にとっては停滞で、どちらかといえば苦しい毎日だったように思い返す。
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今年掲載されたエッセイを見返してみると、自分が徐々にテンションが下がっていく様子がわかる。今年は、体調面で悩まされる1年間だった。毎月必ず体調の悪い日が数日間あり、今もひどい風邪を引いているし、いつも体調を整えるのが大変だった。そして私の中で密かに「おじさん4部作」と呼んでいる、超苦しい恋愛の様なものを変に長引かせてしまったのも、大きな反省点だった。
もし読んで下さる方がいれば、順番に読んでみてほしい。初めてのサシ飲みに初めてのデート、たくさん傷ついて、ようやく終わらせる決意をした。どれだけ酷くて、どうしようもないと分かっていても、心の隅にまだあの人を好きな私がいたのだけれど、先日それもようやく手放すことができた。
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ずっと身を潜めていた呪師の私が、ようやくあの人に呪いをかけ始めたのだ。あんな人、奥さんに浮気されて、離婚されたらいい。バイクで単独事故でもして、バイクだけ川に落ちてしまえばいい。パーキングエリアで、自慢のビートルが大破して廃車になればいい。
そんなことを考えていると、24日の夜中に友人から連絡が入った。彼女は2月に一緒に出雲大社に行って、同じ時期に歳上の既婚者にハマり、どっぷりと不倫に走っていた子だった。「クリスマスに一緒に過ごすとか、普通のことすらできひんの私的になし」と何度目かの足洗い宣言がきた。2人で散々、お互いのおじさんたちの悪口を挟みながら、3時ごろまでずーっとチャットしていた。4作目に書いた通りに、私はおじさんとの関係を勝手に終わらせた。もう未練はない。本当に、多分。連絡が来ても、もう会いにいくことはないだろう。そしてきっと、おじさんから誘われることもないはずだ。
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悲しいことや困ったことの多い1年間だったけれど、嬉しいことや楽しいことがないわけではなかった。久しく会っていなかった人たちと再会したり、新しい夢と目標も見つかった。たくさん本を読んで、たくさん美術館に行った。コロナが明けたことで様々なことが再開し、さらに会社員になることで自由に使えるお金ができて、以前よりも体験ができる幅も広がった。しかし、以前このエッセイで書いたように、心の渇きが治ることはなかった。私の心はいつも大海原の真ん中で、1人星を眺めて旅を続けなければいけない。こんな薄暗い森の中で、小さく縮こまっている場合ではない。このままでは、私の感性がどんどん鈍くなってしまう。
2024年は、また航海の旅に出るための、大きな船を作ろう。前回よりももっと大きく、もっと丈夫に、もっと入念に。もっと遠くへ私を運べる、大きな船を作るのだ。そして、私の次の物語を作り上げていく。