【厳選】サンタになってくれた父との思い出、「女のくせに」毛深いのはおかしい?...2024年7月に読まれたエッセイ

エッセイ投稿サイト「かがみよかがみ」に2024年7月1日~31日に掲載されたエッセイのなかから、多く読まれた5本を紹介します。
あらすじ)「今日、もしサンタクロースに会うことがあったら、ほしいものがあるねん」と私。
「へぇ、何?」と父。私はドキドキしながら、居間に戻った。しばらくすると、少し息を切らせた父が居間にやってきた。「サンタさんに会ったよ。これを渡しておいて、と言われたわ」そう言う父の髪の毛や作業服の肩には、雪がたくさんのっていた。
あらすじ)以前母と私にまつわるエッセイを書いたときに、私は母について母親の顔「しか」知らないと書いた。じゃあ父はどうだろうかと考えた時、父は、父親としての顔「を」知らないというフレーズが浮かんでくる。
あらすじ)彼が学校に来なくなった時、15歳の私ができたことは毎日「おはよう」と「おやすみ」を送り続けることでした。最初は既読もつかないし、なぜ続けられたのか今となってはわかりません。そのときは自分の中でのルールのような、そんなものがあったのだと思います。
あらすじ)私の下の名前は「まりえ」というのだが、二重線を引かれるだか塗り潰されるだかして「まり」が消されていて、すぐ脇に大きく「さる」と書かれた。「まりえ」ではなく、「さるえ」。その落書きが意味するものは、一目見た瞬間すぐにわかった。私は、人よりもかなり毛深かった。
あらすじ)私にとって父親というのは最初に記した意味合いを含めての、神に毎晩ベランダで泣きながら消えてくれと頼んでいた存在でしかなかった。そんな中、今年に入ってからとある50代後半の男性と出会い、手続きこそしてはいないものの様々な面で助けてくれている。形式としては、養父。だが私の気持ちとしては「一般論としての父親」だと思わせてくれる人に信じられないことに出逢えたのだ。ようやく、ようやく、父親に出逢えたと思った。
2024年7月1日~31日に読まれたTOP5のエッセイは、このようになりました。
⑥恋人ではない彼に持てない確信。だけど行動しなきゃ距離は縮まらない
⑦数学が得意な父は塗装業。職業では分からない歴史が詰まっている
⑧父がいなくなって初めての父の日。こんなに寂しくなるなんて去年の私は知らない
⑨「きみは何も知らないね」と笑う父は、私に落胆していたわけじゃない
⑩運動音痴専用のスポーツサークル創設を。万年文化部の私からの願い
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