【前編】かがみ6周年推しエッセイ紹介「私らしく生きるきっかけをくれた」「心の支えになった」

かがみよかがみは8月29日で6周年を迎えました。今年は読者の皆さまからの推薦コメントをもとに、おすすめエッセイを紹介します。「私らしく生きるきっかけになった」「自分も投稿を始めた」など、エッセイが行動や気持ちに大きな変化をもたらしたという声がたくさん寄せられました。最近投稿されたものから、数年前に投稿されたものまで、読んだ人の心を強く動かした、選りすぐりのエッセイをご紹介します。
ヌートリアみゆうさんからの推薦コメント:個人的にブッ刺さったエッセイです。現代の社会病理の一つである承認欲求がSNSで加速した結果、等身大の自分を受け入れられない人が増えたと思います。それは私も含め、多くの人が生活や消費面においても影響を受けていると感じます。社会や流行は移ろい続けるし、その中で自分を保ち続けることはなかなか難しいですが、立ち止まらせてくれるようなエッセイでした。
栃木あゆみさんからの推薦コメント:ASUKAさんのエッセイを読み、他者と共に感じることの大切さを学ぶことができました。私の大切な人が辛い思いをしていたら、私も苦しい。これは、他者に対する無償の愛から来るもの。ASUKAさんの文章は、常に私たち読者にその想いを伝え続けて下さっております。そして、中学生の頃からそのような想いを持ち続けていたASUKAさんを私は愛しております。
魂卍さんからの推薦コメント:AbemaTVでかがみよかがみ特集を観ました。以前からエッセイに対して興味はありましたが、商用目的でないリアルを生々しく書いているものに触れたことはありませんでした。今回推薦させていただくヌートリアみゆうさんは私の中で共感する部分が最も大きかったエッセイストです。推薦したエッセイの中で、「数字の為にエッセイを書いている訳ではない」といった一文があり、エッセイストとしての矜持を感じました。
本屋に並ぶエッセイは勿論素晴らしいものばかりです。しかし、世俗的なものを意識して小綺麗にまとめられていたり、最近ではインフルエンサーのエッセイもよく見受けられます。そういったものに私自身、辟易していた部分もありました。エッセイは良くも悪くも、ありのままを表現できる所に魅力があり、そこに金銭やインプレッションに対する欲望が介入してしまえばそれはまやかしに過ぎないと個人的に思うのです。ヌートリアみゆうさんの作品は全て拝読しましたが、どれもリアルを書き連ねており、強烈なパッション、エモーションが伝わります。時折ユーモアが爆発するところも惹きつけられるポイントだと思います。是非これからも独自のスタイルを貫いて、読者に素敵なエッセイを届けて下さい。
ハチさんからの推薦コメント:わたしがかがみよかがみに出会ったばかりの頃読んだエッセイです。「きみは、天国生まれなんだよ」という言葉が強烈に記憶に残っています。家族との関係性が自分と似ていたこともあり読み始めから共感が止まりませんでしたが、「彼」の紡いだ言葉がこの境遇になんてぴったりな言葉なんだろうと涙が出ました。また家族と離れた異国での出来事に希望に近いものを強く感じました。このエッセイに出会ってから嫌なことや理不尽なことに出くわしても「わたし、天国生まれだし」と思っています。また自分もエッセイを投稿しようと思うきっかけになりました。わたしの心の支えになる言葉をくれてありがとうございました。この場を借りてお礼を伝えたいです。
田道間ハヤシさんからの推薦コメント:私は毛の生えたペットを飼ったことがなく、そういう者同士で話すと「死んじゃうと悲しいだろうね……入れ替えれば良かったりする?ダメか」みたいになることがたまにあります。しかし、まさか実行されていた方がいたとは。正しいかどうかはともかくとして、ご両親の筆者の方への愛が伝わりました。
犬屋敷みちるさんからの推薦コメント:過去の自分と重なる部分があったのと、私もHSP気質で生き方に悩んできたのでとても共感しました。「私は今の私が好きです。私のたからものは、わたし。」と自分のすべてを受け入れる姿勢や堂々と言えることがステキですし、私もそうなりたいと思いました。今の自分を大切に、私らしく生きていくきっかけをくれたエッセイです。
匿名さんからの推薦コメント:ちょうど皮膚むしり症についてネットで調べていた時、ふと、かがみすとの方で題材にされている方はいないものかと探していた時に見つけたエッセイでした。私も物心ついた頃から手の皮膚、特に爪付近の皮膚を触ることがやめられないでいる人間です。痛みを伴うことも、見た目が悪くなることも分かっているのに止められない、自分でやっておきながら他人に指摘されるのは本当に嫌で、手荒れしやすいんです〜と誤魔化す癖がいつの間にかつきました。
投稿された2年ほど前は、国家試験の受験が始まった頃でストレスが皮膚に集中し、必死に絆創膏で隠していた頃でした。止められない理由も分からず、しかし止めることもできず、そんな時に同じニュースをおそらく拝見し心の病気なんだと初めて知りました。そして継実さんのエッセイを読んで、同じ悩みを持つ方がいらっしゃることを知り、焦らなくてもいいかと心が軽くなりました。現在進行形で相変わらずストレスがかかると触ってしまいますし、もはや触っている理由がわかっているのにも関わらずやめられない、そんな状況ではありますが、自分に優しくしようという指標として利用しています。ネイルに興味がないためどうしたものかと思いつつ、自分が良ければ無理して辞める必要もないかなと思っています。辞めようとする行為自体がストレスな気もするので笑。自分の癖を客観的に見直し、理解できる一編です。本当にありがとうございます。
たなたなかさんからの推薦コメント:学生が成人男性相手に直談判したのがかっこよく、印象的でした!また、家庭科の女性教員が加勢してくれたというエピソードが理想のシスターフッドであり、現実にこんな素敵なことあるんだ!ととても心が晴れやかになりました。また、セパレート水着が卒業後も選択可能なことに、女子生徒やその親御さんが感謝しているところに感動しました!女性ならではの生きづらさは、現代でももちろんあるけど、先輩の女性たちが少しずつ良い方向に変えてきてくれたことを身近に感じる本当に殿堂入りの素晴らしいエッセイでした!はなじゅんさん!行動してくれて、記録となるエッセイを投稿してくれてありがとうございます!このエッセイ元気とやる気が出るから本当大好き!
以上、 推しエッセイ発表前編でした。
誰かの言葉や体験が、他の誰かに力を与える、そんな素敵な循環がかがみよかがみでおきていることを、編集部一同うれしく思います。素敵な推薦文をありがとうございました。
今回ご紹介できなかったエッセイも、きっと誰かの心に届き、灯りとなっているはずです。推薦し損ねた!という方は、ぜひX(旧Twitter)でもエッセイの感想をお待ちしております。
後編は8月30日掲載予定です!お楽しみに。
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
恋愛やキャリアなど個人的な経験と、Metooやジェンダーなどの社会的関心が混ざり合ったエッセイやコラム、インタビューを配信しています。