「かがみよかがみ」に2023年に掲載されたエッセイのなかから、特に多く読まれた10本を紹介します。今日は「その他」部門の発表です。

①アイドルの彼が描く一人の男としての幸せは、ファンの私も夢見たい(真桜)

あらすじ)アイドルグループの中心的存在である彼に一目惚れした私。しかし、彼はアイドルである前に「一人の男性としての幸せを掴みたい」と願う。さらに、彼はグループを脱退し新たな道へと歩もうとしている。

②アイドルへの道を白紙に戻してから1か月。私は黙々と文を書いている(糸生りと)

あらすじ)地下アイドルを辞めた。泣きながら「新メンバーを辞退します」とお世話になる予定だったグループの運営さんに連絡をした。私は、私の手で、全てを白紙にしてしまったのだ。たくさんオーディションに落ちて気がどうかしていた。焦って受けるんじゃなかった。誰に対してとかじゃなくて、もう全てに向かってごめんなさいと泣くしかできなかった。

③ひいき目なしに住みやすい、出身地の静岡。でも人口流出が止まらない(浅野みん)

あらすじ)静岡県静岡市出身だ。ひいき目なしに住みやすい街だと思う。しかし、寂しいことに静岡からの人口流出が止まらない。友達に地元に帰ってきてほしいと思うけれど、個人の人生と都合に焦点を当てると、東京や大阪で働いて暮らしたほうがいいだろうと思うことも多い。

④朝6時50分、画面の向こうの彼女たちが私を救ってくれた(森見すい)

あらすじ)2010年、とある日の朝6時50分。私の人生は変わった。「さて、今日のエンタメニュース。まずはこちら」当時国民的アイドルへと成長途中で、大衆の注目の的だった女性アイドルたちの姿は、かっこよくて、あまりにも、強い。

⑤母校の教育実習で私に向けられた悪意。実習生よ、逃げてもいいんだぞ(白水)

あらすじ)「しかたなく、時間を割いて、わざわざ受け入れてやっている」母校の指導教諭からそう言われ、悪意を向けられた教育実習。紆余曲折を経て高校の教員になったが、母校を通るたびに「逃げてもいいんだぞ」と思い返している。

さらに6位以降は次の通りです。こちらもぜひ読んでみてください!

「明るい」「気遣いができる」と言われる私の正体を、誰も知らない

同意の無い性的な行為は紛れもなくレイプ。尊厳を傷つけられた日の話

「いつかリアルで」と憧れたラブドールと対面。その肌はとても柔らかかった

明るくて優しい先輩が抱えていた事情。私はひどい質問をしてしまった

石橋を叩いた挙げ句、渡らなかった私は、直感を信じることにした

エッセイへの感想も、随時X(Twitter)でお待ちしております。
来年もみなさまの投稿を、編集部一同お待ちしております!